スゴイ性能だけど主張は控えめ!? 大人のための高性能車5選
特別につくられた日本を代表する高性能車とは!?
●日産「スカイラインGT-R 40thアニバーサリー」
1993年に「スカイライン」は9代目となるフルモデルチェンジをおこない、2年後の1995年に4代目「スカイラインGT-R」が登場しました。
基本的なメカニズムは先代のR32型を踏襲し、ボディのサイズアップや、足回り、ブレーキの改良などがおこなわれています。
そして、1997年にスカイライン誕生40周年を記念するモデル「スカイラインGT-R 40thアニバーサリー」を発表し、翌1998年に発売されました。
日産の関連会社であるオーテックジャパンによって開発されたスカイラインGT-R 40thアニバーサリーは、2ドアGT-Rのシャシをベースとして単に4ドア化しただけのモデルではなく、2ドアGT-Rのブリスターフェンダーを4ドアで再現するため、リアドアとリアフェンダーは新たに製作。
280馬力を発揮する2.6リッター直列6気筒ツインターボ「RB26DETT型」エンジン、5速MTのトランスミッションを含む4WDシステム、サスペンション、ブレーキなどは2ドアGT-Rから移植されました。
内装も2ドアGT-Rに準じていましたが、リアシートは専用のバケットタイプになっており、乗車定員は4名に変更されています。
外観はワイドフェンダーながらリアスポイラーを装着せず、フロントスポイラーも小型化するなど、大人のためのスーパーセダンというコンセプトでした。
●マツダ「マツダスピード アテンザ」
マツダのフラッグシップセダン「アテンザ」は、2002年に初代が発売され、ボディタイプはセダンのほかに5ドアハッチバック、ステーションワゴンをラインナップ。
そして2005年のマイナーチェンジで、最高出力272馬力を誇る新開発の2.3リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスセダン、「マツダスピード アテンザ」が追加ラインナップされました。
トランスミッションは6速MTが組み合わされ、前後輪のトルク配分を100:0から50:50の範囲で適切な状態に制御する4WDシステムを採用しています。
流麗なスタイルのボディには、派手なエアロパーツは控えられていますが、リアバンパーと一体化したディフューザーから覗くツインエキゾーストやサイドスカート、18インチアルミホイールなどを装備することで、静かにハイパフォーマンスさを主張していました。
なお、2008年に発売された2代目以降は、高性能グレードをラインナップしていません。
※ ※ ※
高性能なモデルは、見た目にもワクワクするものですが、ちょっとおとなしめな外観に好感がもてるという人もいると思います。
そうしたモデルをかつては「羊の皮を被った狼」と形容されていましたが、近年はあまり見かけなくなってしまいました。
派手な外観はコンセプトがわかりやすいのですが、パワーを内に秘めた高性能車というのもクールではないでしょうか。
4ドアで、速い!そこに、ロマンを感じる!2ドアに比べたら、ボディ剛性とか、車重とか、不利な前提があるなかで、敢えてそこに挑戦し、ギリギリで、今出来る精一杯を形にする。そんな気概が、今のメーカーに欠けているような気がする。そんな企業姿勢で、人がワクワクするかね?
4ドアで、速い!2ドアに比べたら、ボディ剛性とか、車重等、当時それまでの常識に対立するような挑戦だったと思う。
敢えて、そこに挑む企業姿勢こそ、今のメーカーに欠けているものだと思う。
スバル360は体の悪い奥さんを家族同伴で連れ出したいという開発者の思い入れが叶った車だからね。
当時の軽規格で4人乗りが実現したのは捻り棒サスから得た様々な掘り起こしたヒントでしたね。
世界が難儀したロータリーエンジンもたった1つのゴムのリングが市販への道筋になったのですね。
今は咲いてくる花しか摘み取らない業界ばかりですからね、種を撒いたら掘り起こさなければならない宝が大半なのですがビニールハウスで栽培されたような車しかつくれないのは様々な意味で手を汚したくない連中が多すぎるんですよ。