ホンダ「N-BOX」「N-BOX カスタム」合計4万4974台リコール エンストして走行不可のおそれ
2017年から2019年にかけて3年連続で日本一売れたクルマ、ホンダ「N-BOX」と「N-BOX カスタム」の、リコールが発表されました。
発進時等にエンストして走行できなくなるおそれ
ホンダは2020年2月27日、同社の人気軽乗用車「N-BOX」と「N-BOX カスタム」の、リコールを発表しました。
今回、リコールが発表されたのは「動力伝達装置(トルクコンバーター)」で、自動無段変速機(CVT)のトルクコンバーターにおいて、ロックアップクラッチダンパースプリングの成形が不適切なため、ロックアップ機構作動時に過大な応力がかかってしまい、折損するおそれがあるというものです。
折損したスプリングがトルクコンバーター内部に脱落すると、異音が発生するだけでなく、最悪の場合はトルクコンバーター内部に噛み込んでしまい、発進時などにエンストを起こして走行できなくなるといいます。
対象車種は、型式DBA-JF3とDBA-JF4の2モデルで、トルクコンバーターを良品と交換する改善措置が取られます。
さらに、型式DBA-JF3とDBA-JF4の2モデルに加え、ホンダ「N-VAN」の型式HBD-JJ1とHBD-JJ2の4モデルについては、電気装置(後退灯制御リレー)部のリコールも発表。
ヒューズボックスにおいて、内蔵される後退灯制御リレーの選定が不適切なため、リレー作動時に生成された金属異物がリレー駆動部に挟まることがあり、当該リレーが導通不良となって後退灯が不灯となるおそれがあるようで、ヒューズボックスを対策品に交換する措置が取られます。
これらのリコールを受けてホンダは案内があり次第、早めに最寄りの販売店で、点検・修理(無料)を受けるよう呼び掛けています。
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