常識を覆したコンパクトカーとは!? 記憶に残る凄いリッターカー5選
国内外で絶賛されたコンパクトカーとは!?
●トヨタ「ヴィッツ」
大人4人が快適に過ごせる空間と優れた基本性能をコンセプトとしたトヨタ「ヴィッツ」は、従来の「スターレット」に代わるトヨタのエントリーモデルとして1999年にデビューしました。
搭載されたエンジンは発売当初は最高出力70馬力の1リッター直列4気筒のみで、後に1.3リッターと1.5リッターが加わります。
ボディタイプは3ドアハッチバックと5ドアハッチバックで、内装にはセンターメーターを採用し、安い素材を使いながらも質感を高めるよう巧みにデザインされていました。
その独自のパッケージングと経済性は高く評価され、ヴィッツは「プラッツ」「ファンカーゴ」と並んで第20回日本カー・オブ・ザ・イヤー1999-2000を受賞します。
また、欧州を中心に海外でも高く評価され、コンパクトカーのベンチマークとして、他メーカーにも影響を与える存在となりました。
そして、ヴィッツは代を重ね、2020年2月発売の「ヤリス」へとコンセプトが受け継がれました。
●スバル「ジャスティ」
1984年に発売されたスバル「ジャスティ」は、シンプルでオーソドックスなスタイルの3ドアと5ドアハッチバックです。
搭載されたエンジンは1リッター直列3気筒で、駆動方式はFFと、シフトノブのスイッチを押すだけでFFと4WDの切り替えが可能なパートタイム4WDがラインナップされていました。
そして1987年、1リッター車に量産車世界初採用となったスチールベルト式変速機「ECVT」仕様が登場。
変速ショックがなくスムーズに加減できるだけでなく、車速にかかわらずエンジンを効率の良い回転数と負荷領域で運転できるため、アメリカでは燃費ベストカーに選出されるほどの低燃費を誇りました。
1994年に、ジャスティは一度もフルモデルチェンジすることなく生産を終了し、後継車もありませんでした。
しかし、現在の国産コンパクトカー、軽自動車、中型車、SUVまで、トランスミッションの主流はCVTですから、ジャスティは歴史的に名を残したクルマといえます。
なお、ジャスティの名は、ダイハツからOEM供給されているトールワゴンとして、いまも使われています。
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2019年11月に発売され、大いに話題となったコンパクトSUVのダイハツ「ロッキー」/トヨタ「ライズ」は、1リッターターボエンジンを搭載。また、前出のヤリスも1リッターモデルをラインナップしています。
欧州車でも0.9リッターターボエンジンを搭載したモデルが複数車種ありますから、リッターカーは日本だけでなく世界的にも注目されはじめました。
とくにリッターカーは維持費の安さ以外にも、日本の道路事情にもマッチしているので、もっと見直されても良いのではないでしょうか。
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