新旧何が違う? ホンダ新型「アコード」発売! セダン人気復活なるか
走行性能や安全装備はどう進化?
新型アコードのパワートレインは、2リッターガソリンエンジン(最高出力145馬力)に2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」(モーター最高出力184馬力)を組み合わせた仕様となり、WLTCモード燃費は22.8km/Lです。
一方、先代では発売初期に「アコードハイブリッド」と「アコード プラグイン ハイブリッド」の2種類が設定されており、ともに2リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。2016年のマイナーチェンジでは、アコードハイブリッドのみの販売となっています。
新型ではドライバーの気分やシチュエーションに合わせて車両特性を変えられるドライブモードに、先代と同様の「ノーマル」、「スポーツ」に加え、「コンフォート」を新たに追加。よりスムーズで静粛性の高いドライビングが楽しめるようになりました。
また、アコードとして初めて、ダンパーの減衰力を4輪独立で制御する「アダプティブ・ダンパー・システム」を採用し、爽快なハンドリング性能とフラットな乗り心地を高次元で両立させています。
安全面では、先進安全運転支援システム「ホンダ センシング」を標準装備。新型では、後方誤発進抑制機能とオートハイビーム機能も追加されました。
パワートレインや足回りについて、宮原氏は次のように話します。
「動的性能面ではハイブリッドシステムの制御も新しくなり、走行中において急にエンジン回転が上がったりせず、より自然でドライバーとの一体感が高めるフィーリングに仕上げています。
たとえば、北米仕様に装着するタイヤはオールシーズンタイヤ(M+S)なので構造がやわらかく、それを前提としてハンドリングを良好にするために少し硬めのサスペンション設定としています。
しかし日本仕様は、剛性の高いタイヤを履くので、もっとしなやかに動いてスポーティだけど乗り心地もいい味付けです。ちなみに新型アコードは電子制御による減衰力可変式のダンパーを搭載しています」
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マイナーチェンジ後の先代では、ふたつのグレードとして「HYBRID LX」の385万円(消費増税8%)と、「HYBRID EX」の410万円(消費増税8%)が展開されていましたが、新型では「EX」のみの展開となり、価格は465万円(消費増税10%)です。
先代よりも、上質感やスタイリッシュさ、快適性、乗り心地などさまざまな部分が大幅に進化した新型アコード。セダン市場が縮小傾向にある日本で、どれほどの人気を集められるのか注目せずにはいられません。
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