マジか! 関係者も知らず…超極秘ミッション!? アストンマーティン「DBX」日本に再上陸!

アストンマーティン「DBX」のテスト車両は、他メーカーとはひと味違うカモフラージュのラッピングが施されていました。そのラッピングのデザインに隠されたアストンマーティンのメッセージを読み解きます。

関係者も知らぬ間に、日本でテスト走行していたアストンマーティンDBX

 アストンマーティン初のSUVとなる「DBX」の極秘テストカーが日本に再上陸しました。実はこのテスト車両は、関係者にも極秘裏のうちに日本の一般道でテスト走行もおこなわれており、偶然目にした人も多いでしょう。
 
 日本の一般道では、渋滞時などでのデータ収集や狭い道路での使い勝手などをテストしたと思いますが、擬装ラッピングしたテストカーには、それ以外にもうひとつの隠されたミッションがありました。

車両テストのほかにもミッションを担っている、アストンマーティンDBXの擬装ラッピングカー
車両テストのほかにもミッションを担っている、アストンマーティンDBXの擬装ラッピングカー

 自動車メーカーは、車両開発の最終段階に入ると、実車と近い状況でデータを収集するために、テスト車両を一般道などの公の目に触れるところでテスト走行することがよくあります。開発車両が世界戦略車の場合、世界のあらゆる自然環境下でテストされます。
 
 アストンマーティンの市場は、米国を筆頭に中国や中東などがメイン市場となります。しかし、日本市場も販売台数だけでなく目の肥えたカスタマーが多いため、日本のカスタマーのクルマに対する意見が、アストンマーティン本社内でも貴重な意見として取り入れられています。
 
 そのため、DBXの開発に際しても、擬装ラッピングをしたテスト車両が日本の一般道で走行テストをおこなったと考えてよいでしょう。
 
 この日本でのテスト走行ですが、事前に関係者にも知らされることなく、極秘裏のうちにおこなわれていたようなのです。しかし、擬装ラッピングした車両が一般道を走行すると、否が応でも目立つため、日本のどこかの一般道で派手なテスト車両を見かけたという人も多いはずです。

※ ※ ※

 そもそも、テスト車両をどうして擬装ラッピングするのでしょうか。それは、正式な発表前に開発車両の外観デザインを知られたくないからです。
 
 市販モデルと近い条件で走行テストすることに意味があるので、この段階のテストではエクステリアデザインに手を加える擬装ではなく、市販モデルと同じ外装パネルに、視覚的にボディラインやデザインがわかりづらくなる擬装ラッピングが施されます。
 
 DBXの場合、開発初期の黄色いカラーのテスト車両は、テールライトなどはデザインそのものが擬装されていました。しかし、日本国内でテストされたDBXの開発車両は、市販モデルのテールライトに擬装ラッピングが施されていました。
 
 このDBXのテスト車両は、擬装ラッピングされていますが、もはやボディラインや細部のデザインなどを公開しているのと同様の状態です。

アストンマーティンDBXのテストカーと市販モデルを見比べる(40枚)

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