「何の意味?」あなたはいくつ分かる? ご当地特有の道路標識5選
略字を採用? 特定エリアでしか見られない激レア道路標識とは
海が近いエリアや山岳エリア、そして寒冷地や豪雪地帯など、その土地ならではの環境がユニークなご当地標識を生み出すことがあります。
これらがあるということは、何かしら厳しい気象条件があるところだったり、その土地特有の道路状況がこの先にあるということを意味しています。見た目はユニークなのですが、運転には気をつけたいところです。
●「注意 巾員狭い」(長野・十石峠など)
「注意 巾員狭い」は長野オリジナルの道路標識として、一部では有名な道路標識です。
本来は「幅員」と書く「巾員」はもともと不動産用語で、車道や歩道だけでなく路肩や植樹帯、中央帯などを含めた道幅のことを指します。
そのため、「ここから先は道が狭くなります」という意味なのですが、古くからある峠道など本当に狭くなる山道に多いので、実際に見かけたらその先では対向車とのすれ違いなどに注意が必要になりそうです。
ちなみ幅員ではなく「巾員」という表記を使う理由は、視認性向上のための略字という説があります。
●「矢羽根つきポール」(北海道など豪雪地帯)
紅白のボーダーが特徴的な矢印の標識が、北海道などの豪雪地帯で見られる「矢羽根つきポール」です。
北海道などの雪の多いエリアでは積雪で道路と路肩の境界線が見えなくなり、吹雪で視界が悪化する状況もあることから、そんなときに役立つように設置されています。
雪で視界が悪化した際に、道路がどう続いているのかを把握して走行するためには必須となることから、天候によってはかなり重要な標識です。
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ユニークな標語は、日本のみならず海外にも多く存在するといいます。言葉や絵面などでユニークな標識の面白さはもちろん、そこに設置されている意味などを考えながら、安全に運転したいものです。
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