引っ越しの季節ですがその荷物の積み方は大丈夫? ルームミラーで後ろが見えないと違反なの!?
春から新生活となる人は、これから引っ越しなどで慌ただしくなることでしょう。引っ越し業者に頼む人も多いなか、少しでも節約しようとマイカーを使って引っ越し作業をする人も珍しくはありません。しかし、交通ルールを知らないまま自分で引っ越しをすると、節約をするつもりが大きな出費につながる可能性もあるようです。
荷物の積みすぎ問題は、法律上は問題がなくても事故のリスクを引き上げる
年度末は、世の多くの人が忙しくなる季節です。なかでも進学や就職・転職などで、この春から生活が変わる人にとっては、引っ越しや手続きなどのやるべきタスクがてんこ盛り。一般的に、引っ越しは業者に依頼することがほとんどですが、なかにはセルフ引っ越しを行う人もいるでしょう。自分たちの手で引っ越すことができれば、管理しやすい上に節約にもなります。
しかし、セルフ引っ越しにはいくつかの要注意ポイントがあり、最悪の場合は業者に頼むより面倒で高額な費用がかかる危険があります。
まず、引っ越しに便利なクルマといえば、トヨタ「ハイエース」などの箱バンや軽トラックなど、多くの荷物が積載できるクルマです。
しかし、それらを所有していない場合、ファミリーカーやコンパクトカーなど座席が多いクルマを使用することになります。
引っ越し時の荷物が多い場合、何度も往復しなければならないことが想定されます。
少しでも往復回数を減らすために、後部座席やラゲッジルームを埋め尽くすほど荷物を積んでしまうこともあるでしょう。そうなれば、いざ運転席に座っても、ルームミラーには荷物しか映っておらず、後方確認が難しい状態となってしまいます。
そうなると、交通違反になるのではとの疑問が浮かびますが、結論から言えば交通違反にはあたりません。
クルマの装備については、サイドミラーに関しては形状や強度、取り付け位置などの細かな決まりが定められています。しかし、ルームミラーは取り付け位置や強度などの決まりはあるものの、設置の有無については記載がないため、付いていなくても車検に通ってしまうのです。
とはいえ、法律違反でなければ完全に安心というわけではなく、神奈川県の便利屋スタッフは以下のように話します。
「仕事がら引っ越しには慣れているので、自分の引っ越しも自分で行います。
しかし、荷物を積みすぎて後ろが見えず、バックをして道路に出たところで追突事故を起こしてしまいました。積載していた家具や家電製品の一部は破損して使えなくなり、事故後の手続きや支払いで引っ越しどころではなくなりました。
業者に頼んでいれば補償があったのに、と後悔しています」
引っ越し業者など、運送を請け負う業者のほとんどは「運送業者貨物賠償責任保険」という専用の保険に加入しています。これは、荷物の輸送中に事故が起こってしまった場合、依頼人は規定の範囲内で補償を受けることができる制度で、その多くは最大1000万円までの範囲が設けられているため安心です。
では、個人で引っ越しをする場合に入れる保険はあるのでしょうか。大手保険会社の担当者は以下のように話します。
「個人での引っ越しでも『引越荷物運送保険』という商品があります。
荷物量や引っ越しルートなどにより詳細は異なりますが、1万円以内の金額で補償額は最大200万ほどの場合が多いです。あまりメジャーな保険ではないので、知らない方も多いのではないでしょうか」
なんと、セルフ引っ越しでも個人で加入できる保険がありました。
バン車ならバッグアイカメラとかあるけど、どうも車のニュースの記事は煮詰めが甘いと言うか?乗用車でもルームミラー:視界無視のデザインの車あるね。