MT車の運転は面倒くさい? スポーツカーもAT主流の現代にMT車の存在意義とは
「ヒール&トゥ」ってなに? MT車を上手に運転するコツとは
最近ではめっきりその名前すら聞かなくなった「ヒール&トゥ」というテクニックもMT車ならではの操作法です。
ヒール&トゥは、おもにシフトダウンするときに繰り出すテクニックですが、クラッチを切ってギアをニュートラルにし、そのタイミングで1段下のギアの回転数に合わせるために、右足のつま先でブレーキを踏みながら、かかとでアクセルをふかしてギアをスムーズにつなぐ一連の動きをいいます。

ATのMTモードでもシフトダウンすると一瞬回転数が上がる動作で感じることができますが、それをドライバーがマニュアル(手動)でおこないます。
回転数を合わせることで1段下のギアにスムーズにつながり、エンジンブレーキを有効に使うことができるのです。
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AT限定免許だとMT車を運転できないと思っている人もいますが、免許の限定解除をすれば、MT車にも乗れるようになります。
教習所には、「限定解除」というコースがあります。その名のとおり、「AT車のみ運転可能」だった免許の「限定」をなくしてMT車も運転できるようにするための教習コースです。
すでに交通ルールなどを認識している免許保有者なので、最低4時間ほどの実技教習を受け、最終的に教習所内での卒業試験をパスして運転免許試験場で更新手続きをおこなうと、MT車も運転できるようになります。
欲しいクルマにMT車しかなかった場合、AT限定免許ではそのクルマに乗れないことになってしまいます。ヨーロッパなどではMTのレンタカーが主流ということもあり、海外で運転する機会がある人は、MT車を運転できるほうがよいでしょう。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。











































