車の所有は面倒なことばかり!? 車の維持に必要なこと5選
面倒でも自分でやるとわかることとは!?
●オイル交換(油脂類の交換)
クルマを維持していくなかで必要な整備に、エンジンオイルなどの油脂類の交換があります。
一般的にオイル交換というとエンジンオイルの交換を指すことが多いのですが、トランスミッションオイル(AT車ではオートマチックトランスミッションフルード・ATF)、FRや4WDではデフオイルもあります。
これらの液体は金属の磨耗や発熱を軽減させたり、防錆防蝕のために利用されていますが、クルマが走行することによる発熱で非常に高温となることから、劣化の度合いによって交換が必要です。
エンジンオイルの交換時期は、以前は車種に関係なく走行距離、もしくは前回に交換してからの期間で管理されていました。
近年のクルマの場合は、設計どおりの作動を担保するために、油脂類の交換時期や種類(銘柄)が厳密に指定されている場合もあります。
とくに高性能車の場合はメーカー純正の油脂類が、推奨ではなく指定されているケースもあり、社外品を使ってしまうと、トラブルにつながることもあるようです。
技術的な進歩によって、クルマのメンテナンスフリー化が進んでいますが、油脂類はクルマの血液のようなものなので、面倒でも定期的な交換をおすすめします。
●洗車(室内清掃)
クルマを所有していると、とても面倒なのが洗車です。汚れているクルマで走ってはいけないという決まりはありませんが、視界不良を起こすほどガラスが汚れている場合や、ナンバープレートの識別に支障があるほど汚れている場合は、走行が禁止されています。
洗車はガソリンスタンドなどに設置されている洗車機を利用するのが手軽ですが、フロントグリルや、バンパー、ボンネット、ドアパネルの隙間、ホイールのなかなどの汚れは落としきれないので、一部は手洗いが必要です。
一方で、定期的な洗車でボディがきれいになっているクルマでも、室内の清掃がおろそかになっている例は少なくありません。
靴に付着した土や小石がフロアマットを汚したり、喫煙者が煙草の灰を落としたままにしていたり、食べこぼしがシートに入り込んでいるなど、クルマの室内は想像よりも汚れています。
また、ガラスの内側が汚れていると曇りやすくなったり、対向車のヘッドライトで突然視界不良に陥ることもあるので、ガラスは清潔に保つようにし、洗車した際には室内にも気を使って清掃をおこないましょう。
冬はとくに洗車が辛くなるので、お金を払ってガソリンスタンドや専門業者に依頼しがちですが、自分で洗車をおこなうことでボディやタイヤの状態が確認できるので、ぜひトライしてみてください。
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クルマを所有するには多くの手間と多額のお金がかかり、運転することには責任も伴います。それでも、自分の好きな時に好きな場所に、自由に行くことができるのは、クルマを所有することの最大の魅力ではないでしょうか。
クルマを維持するためには面倒に思ってしまうこともありますが、安全に走るために必要なことばかりなので、きちんと対応することを心がけましょう。
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