ながら運転罰則強化から1か月! 危険な画面注視を避けるための方法とは?

カーナビと連携してハンズフリーでスマホを操作する方法とは?

 スマホのナビアプリなどを安全に使用するには、対応カーナビとスマホを連携させるアップルの「CarPlay(カープレイ)」やグーグルの「Android Auto(アンドロイド オート)」が適しています。

ながら運転を防ぐスマホの機能とは
ながら運転を防ぐスマホの機能とは

 両者は、普段使っているスマホから車内で利用するのに適したアプリだけを画面に表示させ、コントロールできるようにするシステムです。

 地図・ナビゲーションのアプリはもちろん、電話機能、メールやメッセージの送受信や読み上げ、音楽再生などさまざまな機能を利用することができます。

 特筆すべきは、それらの機能をハンズフリーで操作できることです。

 最初に設定する必要はありますが、CarPlay(iOS13以降)では「Hey Siri」と、Android Autoでは「OK Google」とマイクに向かって話しかけることでボイスコマンド開始の状態になり、数々の機能を音声で操ることができるようになります。

 反対に利用できないのが、「YouTube」などの動画系アプリです。画面を注視することを避けるためか映像は表示されず、音声だけが流れます。接続しているスマホの画面では動画が表示されているので、まったく見れないというわけではありませんが、運転中は見てはいけません。

 だいたい似たようなアプリが使えるCarPlayとAndroid Autoですが、一番の違いは、Android Autoは対応カーナビがなくてもスマホだけで利用できることです。

 Google PlayからAndroid Autoをスマホ(Android 5.0以降のAndroid OSを搭載した端末)にダウンロード&インストールすれば、高価な対応カーナビは不要。

 ただし、スマホが転がったりするのは危険ですし、手に持つのは本末転倒なので、スマホホルダーはあった方がいいでしょう。

※ ※ ※

 クルマは時速80kmで走行した場合、1秒間に22.2mも進みます。画面を少し見ただけで想像以上にクルマは移動しているので、「ながら運転」は非常に危険な行為です。

 安全のためにも、罰則が強化されたこのタイミングにハンズフリー対応の機器を導入するのも、ひとつの手かもしれません。

 また、画面の確認を伴うスマホ操作は、必ず安全な場所に停止してからおこないましょう。

【画像】ながら運転の問題点は? 罰則強化で引き起こされる事態とは(10枚)

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