可愛いアノ子が軽からフェラーリまで! 趣向性の高い「痛車」はいくらで売れるのか
痛車の買取や査定金額は? 中古車販売店に聞いてみた!
痛車の中古車販売店での買取について、別の中古車販売店のスタッフは次のように話します。
――痛車は買取できるでしょうか。
そのままの状態になっている痛車でも、買取はできます。ただ、ラッピングを剥がして売りに出すため、その分買取額は下がります。
ただ、フルラッピングや部分張りなど、ステッカーの量によって金額は変わります。ステッカーの数が少なければ、その分査定額は上がると思います。もし剥がせるのであれば、通常の状態に戻してから査定したほうが買取金額はアップします。
――ステッカーではなく、直接ペイントしている痛車も査定できますか。
クルマに直接ペイントされていても、基本的には買取しています。ただ、買取金額は非常に低くなる可能性が高いです。
実際、買い取ったクルマは元の状態に戻してから売りに出すため、ペイントがあると塗装の塗り直し費用がかかります。車種やサイズによって費用は大きく変わりますが、1台につき30万円から50万円程度かかることもあります。『塗装料金分が買取金額から差し引かれる』と考えてもらっていいでしょう。
しかし、ペイントの量や車体の大きさによっても大きく変わります。たとえば、大きいクルマになると、塗装費用に70万円程度かかることもあるでしょう。クルマのサイズが小さければ、その分費用も抑えられるので、買取金額も変わると考えられます。
――痛車の査定額はいくらになるでしょうか。
ステッカーを剥がした状態であれば、通常のクルマと同じように、年式、車種、機械的な部分を判断してから査定します。
そのままの状態だった場合は、『本来の査定額から痛車の施工金額分を差し引いた金額』になると考えておいてもらえると、いいかと思います。
ただ、ラッピングを剥がすにしても、別途お金がかかると思います。実際に、痛車を買取に出すため、業者でラッピングを剥がしたお客さまのなかには、痛車の施工費用と変わらない金額を請求されたという人もいました。
剥がすときにかかる費用も、業者さんによって変わります。そのため、剥がした状態かそのままの状態、どちらがお得なのか判断するには、脱着にかかる費用を査定前に確認しておいたほうがいいかもしれません。
――痛車の状態で中古販売店に売り出されるケースはありますか。
走行距離が10万キロ超えている、15年から20年以上前の古いクルマなど、値段の付けられないクルマに関しては、もしかすると痛車として査定したほうが価値のつくケースもあります。
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このように、痛車は中古車販売店に売却できるものの、やはり通常のクルマに比べて査定額が低く設定されてしまうこともあるようです。
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