ホンダ「S660」がマイナーチェンジし、「東京オートサロン2020」で初公開されましたが、ホンダ車のチューニングやレーシングカーの製作で知られる無限（M-TEC）が、早くもカスタマイズを実施しました。

　無限は二輪と四輪のレースで名を馳せ、長年ホンダ車のカスタムパーツやチューニングパーツを手掛けてきました。

　今回、新しくなったS660についても、カスタマイズの幅を広げる新たな提案として、開発を進めているパーツを装着したコンセプトモデル「MUGEN S660コンセプト」を発表。

　装着されているパーツのほとんどが、新たに設定されたもので、カーボン製の外装パーツ、セミバケットシート、パンチングレザーのステアリングホイール、スポーツフロアマット、アルミホイールなど多岐にわたります。

　MUGEN S660コンセプトについて、M-TECの広報課 野田氏は次のように説明します。

「今回、発表したMUGEN S660コンセプトに装着されているパーツのほとんどは、新たな試みとして開発中のものばかりです。

　外装ではカーボンボンネットやカーボンエンジンフード、形状を一新したカーボンリアウイング。内装ではS660専用に設計されているセミバケットシートなどがあります。

　ほかにも、チタン製スポーツサイレンサーや車高調整式サスペンションも準備しています。

　ただし、お披露目したパーツのすべてが市販されるかは確定していません。市販に向けてテストを重ねているところです」

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　なお、新開発のパーツは2020年の夏ごろに発表し、現時点で発売時期や価格は未定となっております。

　軽自動車でありながら本格的なスポーツカーとして開発されたS660は、「運転して楽しいクルマ」を追求しています。

　ホンダ車を知り尽くした無限の手によって、内外装、足まわり、ブレーキ、排気系と、トータルでチューニングされた「MUGEN S660コンセプト」は、楽しさのレベルがどこまで高められているのでしょうか。いまから発売が楽しみです。