カスタムに3000万円!! デコトラのルーツは菅原文太主演の『トラック野郎』にありました

クルマを運転しない人でも、一度は派手に装飾されたデコレーショントラック(通称デコトラ)を見かけたことはあるのではないでしょうか? このデコトラというトラックのカスタムは、いつ頃から始まったのでしょうか。

いつ、なぜ、デコトラは流行りだしたのか?

 高速道路の走行中やサービスエリアに立ち寄った際に、電飾で飾られ、荷台に絵が描かれている派手なトラックを見かけることがあります。こうしたトラックは、「デコレーショントラック」を略して「デコトラ」と呼ばれています。このデコトラはいつ頃から見かけるようになったのでしょうか。

デコトラのルーツは、1975年から1979年にかけて東映が製作した映画『トラック野郎』にあるといわれている
デコトラのルーツは、1975年から1979年にかけて東映が製作した映画『トラック野郎』にあるといわれている

 デコトラのルーツは、1975年から1979年にかけて東映が製作した映画『トラック野郎』にあるといわれています。
 
 映画『トラック野郎』は全10シリーズが作られ、主人公は、名俳優・故菅原文太さんが演じる「星桃次郎」です。
 
 桃次郎は、煌びやかな電飾と色彩豊な絵をトラックのコンテナに描いたデコトラの運転手として登場します。
 
 その相棒として、故愛川欽也さん演じる「松下金造」こと「ヤモメのジョナサン」というデコトラ乗りも登場します。ストーリーは、ふたりがデコトラを運転し、珍道中を繰り広げるというものです。デコトラブームは、この映画が火付け役となって始まったといわれています。

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 デコトラには、さまざまなパーツが装着されています。基本は、ステンレス製やクロムメッキ製のパーツで、トラック全体に電飾が施されています。そして荷台やコンテナに派手なエアブラシで絵が描かれています。
 
 デコトラは、別名「アートトラック」とも呼ばれるほど、精巧なペイントが施されているトラックも存在します。欧米のトラックにはない、日本独自のカスタム文化として、専門雑誌も出版されるほどです。

デコトラのアートな世界をたっぷり見る(17枚)

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