夢の3億円スーパーカー!! 奇才ゴードン・マレーが手掛ける「T.50」は資産価値として超優良物件

新たなスーパーカープロジェクト「T.50」を進めているゴードン・マレー・オートモーティブが、F1のコンストラクターであるレーシング・ポイント・フォーミュラ1チームと提携することが決定しました。T.50の全容はどのようになるのでしょうか。

エンジン回転数1万rpm超え! ゴードン・マレーが本当に作りたかったロードカー

 マクラーレン「F1」の開発者であるゴードン・マレー氏が進めている、新たなスーパーカープロジェクト「T.50」が、いよいよ現実味を帯びてきました。
 
 ゴードン・マレー・オートモーティブ(以下GMA)が、F1のコンストラクターであるレーシング・ポイント・フォーミュラ1チーム(以下レーシング・ポイント)と手を組むことが決まりました。
 
 T.50とはいったいどんなスーパーカーで、そしてレーシング・ポイントとの提携はGMAにとって、どんなメリットがあるのでしょうか。

T.5のリアスケッチ。グラウンド・エフェクトファンの姿がよくわかる
T.5のリアスケッチ。グラウンド・エフェクトファンの姿がよくわかる

 T.50の車両価格は、税抜で200万ポンド(約2億9000万円)です。生産台数は100台で、すでに世界のエンスージアストに割り当てられています。
 
 2022年1月に予定通りデリバリーが開始され、2022年中にすべてのオーナーのもとに届けられる予定です。そしてその多くが、アメリカ合衆国と日本のカスタマーです。
 
 ボディラインは非常に美しく、目を引くのは直径400mmのグラウンド・エフェクトファンのあるリアエンドです。アクティブなアンダーボディ・エアロダイナミクスとダイナミックなリアテールの組み合わせによる革新的なエアロシステムは、既存のスーパーカーを寄せ付けない高い空力性能を実現します。
 
 グラウンド・エフェクトファンによって驚異的なダウンフォースを生み出すことができるT.5は、ボディ上部にさまざまエアロデバイスを設ける必要がなく、純粋に美しいボディラインを描くことができるのです。
 
 そしてT.50には6つの異なるエアロモードが搭載されており、さまざまな走行状況に合わせて、車両を最適化し、トラクションと完全なパフォーマンスのバランスが図られています。
 
 6つのうちでもっとも過激なモードである「Vマックス・モード」では、モータースポーツ・スリップストリーム・テクノロジーと48Vの統合スタータージェネレータからの余剰電力、そしてラムインダクションを組み合わせて、最高出力を700馬力まで引き上げます。
 
 重量はたったの980kgで、エンジンはコスワース製の4リッターV型12気筒を搭載します。注目すべきは最高回転数が1万2100rpmという超高回転型である点です。
 
 駆動方式はリアミドシップの後輪駆動で、ゴードン・マレーの最高傑作といえるマクラーレン「F1」と同じくドライバーズシートはセンターに位置する3座レイアウトとなります。
 
 ジェット戦闘機のようなドライバー位置は、T.50がアナログ・スーパーカーの頂点になることを予感させるものです。
 
 ボディサイズは、全長4349mm×全幅1850mm×全高1152mmで、ホイールベースは2700mmです。

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