夢の3億円スーパーカー!! 奇才ゴードン・マレーが手掛ける「T.50」は資産価値として超優良物件

20年後に20億円になっているかも!? 発売前から資産価値として優良物件のT.5

 400mmのグラウンド・エフェクトファンを持つT.50は、ロードカーの空力特性をまったく新次元のレベルにまで引き上げることになります。
 
 ゴードン・マレー氏が、1978年のF1マシンであるブラバムBT46Bを設計したときに採用した、グラウンド・エフェクトファンを市販車であるT.50で実現するためには、正確な実験データや最新の経験値やデータが必要でした。

ゴードン・マレー氏が設計した市販車やレーシングカーなど
ゴードン・マレー氏が設計した市販車やレーシングカーなど

 GMAには、レーシング・ポイントの持つ最先端の高度な風洞施設を利用し、経験豊富なエンジニアの専門知識や意見を吸収できるというメリットがあります。
 
 2019年6月にT.50のプロジェクトが発表されましたが、その全容はまだ明らかにされていません。しかし、エアロダイナミクスに相当な力が注がれいてることは、スケッチなどからうかがうことができました。
 
 レーシング・ポイントのチームオーナーであるローレンス・ストロールは次のように述べています。
 
「GMAとT.50の開発で共同作業をおこなうことは、レーシング・ポイント全員にとって名誉でもあります。われわれはT.50プロジェクトのため、ゴードン氏の考える革新的なグラウンドエフェクト・ファンを最大限発揮できるように、最新のF1専門知識と経験、そして風洞を最大限活用します。

 ゴードン・マレー氏の初期のフォーミュラ1のデザイン、エンジニアリングをリスペクトしているので、このプロジェクトをサポートすることは個人的にも大変嬉しく、また、このエアロダイナミクスのアイディアは、これまでの常識を覆すものになるでしょう」
 
 ゴードン・マレー氏は、次のようにコメントしました。
 
「F1は、いまでも私に強い情熱を感じさせます。T.50の開発にあたってレーシング・ポイントと提携することは非常にエキサイティングなことです。

 1978年にブラバムのF1マシンを設計して以来、グラウンドエフェクトファンを装着したロードカーを市販化することを夢見てきました。
 
 T.50は、あの当時のブラバムのF1マシンよりも遥かに洗練されたシステムとなり、レーシング・ポイントの専門知識とリソースによって実現することでしょう」

※ ※ ※

 ゴードン・マレーが設計したマクラーレンF1は、新車当時の価格はおよそ1億円。生産台数は100台ほどといわれています。
 
 マクラーレンが市販モデルを生産するようになり、その始祖となるF1がにわかに再注目されるようになって、いまやオークションの世界では10億円で落札されるような値段になりました。
 
 T.50も生産台数はわずか100台。奇才ゴードン・マレーが手掛けるアナログなクルマ史上最高のパフォーマンスを誇るT.50は、所有しているだけでその価値が右肩上がりになることは約束されているようなものです。

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