バブルの定番デートカー「スポーツカー」が人気復活? ドライブで乗りたいクルマは何?
ドライブに関するアンケートが実施され、もっとも乗りたいクルマはスポーツカーであるという結果がでました。昨今はスポーツカー人気が低迷していますが、なぜスポーツカーが1位になったのでしょうか。
スポーツカーはカッコよくて憧れの存在?
バブル時代に女性とデートをするには、クルマが必需品でした。当時はトヨタ「ソアラ」や日産「シルビア」、ホンダ「プレリュード」などの「デートカー」を所有していることが当たり前で、とくに高級車やスポーツカーが人気がありました。

しかし最近は軽自動車が人気で、新車販売の約4割を占めるといわれています。また、SUVやミニバンなど、機能性や実用性を兼ね備えたモデルが売れ筋となり、スポーツカーは低迷しているといわざるを得ません。
スポーツカー不遇の時代ですが、一方でドライブでスポーツカーに乗りたいという人が増えているようです。
「タイムズ」ブランドでレンタカーやカーシェアリングサービスなどを運営するパーク24(株)がおこなったドライブに関するアンケートによると、ドライブで乗りたいクルマの1位がスポーツカー(25%)という結果になりました。
スポーツカーは男性からの支持がとくに高く、男性回答者の33%が選択。女性の回答者がドライブで乗りたいクルマのトップはSUV(19%)ですが、コンパクトカーとスポーツカーが同率(15%)で2位となっています。
また、スポーツカーに乗りたいと答えた理由について、「カッコいいから」という答えた人が約半数となり、「憧れだから」と回答した人も26%にのぼりました。
クルマの所有にかかるお金は、車両本体価格だけではなく、税金や保険、ガソリン代、整備費など多岐にわたります。景気低迷で所得がなかなか増えない状況では、若い世代がクルマを所有する負担も大きくなっています。
最近は、クルマを所有するのではなく、レンタカーやカーシェアリングなどでクルマを利用する人も増えているようです。
レンタカーやカーシェアリングであれば、使った分だけ利用料を支払えばよいので、デートのときにスポーツカー、アウトドアレジャーのときはSUVをレンタルするといったことも可能です。
所有にとらわれない新たなカタチでのクルマの利用は、今後ますます増えていくのではないでしょうか。
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パーク24がおこなったアンケートでは、ドライブの頻度も調査しています。
「ドライブをしますか」という問いについては、「よくする」と答えた人が32%、「たまにする」46%で、約8割がドライブをすると回答しています。また、クルマを所有していない人も70%がドライブしており、「全くしない」は 6%にとどまりました。
クルマの所有者、非所有者ごとに、ドライブをしているかどうかを年代別で見ると、クルマを所有する20代の55%が「よくする」と回答し、20代の次に多い30代の36%よりも19ポイント高くなっています。
また、「よくする」「たまにする」を合わせると20代は87%で、ほかの年代よりもドライブをする割合が高くなっています。
クルマの非所有者においても、ドライブをよくすると回答したのは20代がもっとも多くて37%でした。「たまにする」を合わせると88%と、多くの人が頻繁にドライブを楽しんでいることがわかります。
なお、60代以上は、全年代のなかで唯一「全くしない」の8%が「よくする」の6%を上回る結果となりました。
クルマを所有するしないに関わらず、若い世代ほどドライブを「よくする」と回答した割合が高くなっています。
ドライブをする理由としては、「気分転換」と回答した人が63%ともっとも多く、2位の「運転が好きだから」44%を約20ポイント上回っています。
年代別でみると、「運転が好きだから」は20代のみで半数を超える63%にのぼりました。ほかの年代よりも20ポイント以上高くなっており、運転が好きだからドライブをよくする傾向にあるようです。また、ドライブをする20代の23%が「デートのため」と回答しています。
一方、ドライブをまったくしない理由は、「ガソリンがもったいないから」26%、「運転が疲れるから」24%、「渋滞がいやだから」21%でした。「その他」には「ドライブをする時間がない」といったコメントがありました。
Writer: くるまのニュース編集部
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