ヨコハマが怒涛のSUVタイヤ攻勢! サマータイヤ「ブルーアースXT」とM+Sタイヤ「ジオランダーCV」同時に登場
横浜ゴムは2019年12月5日、クロスオーバーSUV向けオンロード用サマータイヤ「ブルーアースXT AE61」と、クロスオーバーSUV向けマッド&スノーグランドツーリングタイヤ「ジオランダーCV G058」を発表しました。
オンロード走行が多いSUV向けの「ブルーアース」と「ジオランダー」
横浜ゴム(ヨコハマ)は、クロスオーバーSUV向けオンロード用サマータイヤ「BluEarth−XT AE61(ブルーアースXT)」と、同じくクロスオーバーSUV向けのマッド&スノー グランドツーリングタイヤ「GEOLANDAR CV G058(ジオランダーCV)」を2019年12月5日に発表しました。発売は両商品とも2020年2月です。
近年、世界的にSUV人気が拡大しています。とくに、小型から中型のクロスオーバーSUVの販売が大きく増加しています。
今回登場したブルーアースXTは、SUV向けオンロード用サマータイヤです。サイズは16インチから20インチ、55シリーズから70シリーズまで全18サイズを用意します。タイヤラベリングは全サイズ「A-a」を獲得。価格はオープンです。
ブルーアースXTは、クロスオーバーSUV専用に開発された、低燃費タイヤブランド「ブルーアース」のサマータイヤです。
市街地や高速道路を思いどおりに走るハンドリング性能や、SUVの車内に静かな空間を提供する静粛性のほか、偏摩耗を抑制して長く使えるロングライフ性能を兼ね備えています。
トレッドパターンは非対称パターンを専用開発。ショルダーからセンターリブまで高剛性を追求した設計を施したことで、ハンドリング性能と耐偏摩耗性能を実現したほか、4つのストレートグルーブとイン側の細溝「インサイドナローグルーブ」が排水性を高め、高いウエット性能に貢献します。
また、エアポンピング音を抑制する「非貫通グルーブ&サイプ」や、パターンノイズを抑制する「5ピッチバリエーション」を採用することで、優れた静粛性も実現しています。
さらにコンパウンドにはウエット性能や低燃費性能に効果のあるシリカとポリマーを配合した「ナノブレンドゴム」を採用しています。
これらの技術の採用により、従来の「ジオランダーG055」と比較し、ドライ制動は8%/ウエット制動は16%短縮、パターンノイズは7%/通過音は11%低減。転がり抵抗係数は9%低減しています。
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ブルーアースXTと同時に、2019年12月5日に発表されたジオランダーCVは、クロスオーバーSUV向けグランドツーリングタイヤで、2012年に発売された「ジオランダーSUV」の後継モデルになります。急な降雪にも対応する「M+S(マッド&スノー規格)」です。2020年2月に発売が開始されます。
サイズは15インチから20インチ、50シリーズから80シリーズまで全32サイズで、価格はオープン。サマータイヤではないため、タイヤラベリングは付きませんが、サイドウオールにはヨコハマの低燃費性能の証である「BluEarth」マークが打刻されています。
トレッドパターンは、サイプによりエッジ効果を高めた「サイプベースパターン」を採用。ウエット路面や急な降雪時でも高いトラクションを確保する「2−3Dコンビネーションサイプ」や、耐ハイドロプレーニング性を向上させた「4コンビネーショングルーブ」などを採用しています。
また異なる大きさのブロックでそれぞれのブロック列をずらすことによりピッチノイズを分散させる「新5ピッチバリエーション」により、パターンノイズを低減しています。
従来品であるジオランダーSUVと比較し、ウエット制動は12%短縮、ウエット操縦安定性は13%向上、パターンノイズは9%/ロードノイズは34%低減、突起乗り越し時のタイヤ上下軸力は7%低減と、ウエット性能を大きく向上させながら、M+Sの弱みであるノイズ性能を改善、乗り心地も向上させています。
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さらに同日、アグレッシブな外観とオンロードでの快適性を兼ね備えることで人気のSUV向けタイヤ「ジオランダーX-AT」に、軽トラックのカスタム車両向けサイズとジムニーのカスタム車両向けの2サイズが追加。
またSUV/ピックアップトラック向けマッドテレーンタイヤ「ジオランダーM/T G003」に、軽トラックとジムニー向け2サイズを新たに追加されています。
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