ホンダが「水」を発表? 車メーカーがミネラルウォーター製作に乗り出した理由とは
ホンダは、オリジナルのミネラルウォーター「Honda DRIVE WATER」(ホンダ ドライブウォーター)を製作したと2019年12月4日に発表しました。なぜ、自動車メーカーのホンダがミネラルウォーターを企画したのでしょうか。
ホンダの作る「ホンダ水」 製作の理由とは?
ホンダは2019年12月4日に、同社オリジナルのミネラルウォーター「Honda DRIVE WATER」(ホンダ ドライブウォーター)を製作したと発表しました。自動車メーカーのホンダは、なぜミネラルウォーターを独自に企画したのでしょうか。
今回製作されたホンダ ドライブウォーターは、200ml、300ml、500mlの3サイズが用意され、3本で1セットになります。
ミネラルウォーターを企画した理由について、ホンダの担当者に話を聞いたところ、次のように説明します。
「ホンダはモビリティメーカーとしてクルマの製造のみならず、『移動』そのものをより快適に、安全なものにしたいという想いからさまざまな活動をおこなっております。
今回は、クルマでの移動、渋滞が増える帰省シーズンに先駆け、帰省を少しでも快適に楽しく過ごして欲しいという想いから、ドライブ中の『かくれ脱水』啓発に至りました」
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ホンダが長距離移動時の問題として挙げているかくれ脱水とは、乾燥した環境において自覚がないまま皮膚や粘膜、呼気から水分が蒸発し、気づかないうちに脱水状態になることを指します。
冬のドライブ時、車内は温室状態となり乾燥しやすく、もしかくれ脱水の状態になると、集中力の低下や、疲労を感じやすくなる、気分が悪くなるなどの症状が現れます。
気温が低いことで汗をかきにくく喉も渇きにくいため、自覚がしづらいことから、冬場はとくに注意が必要です。
また、帰省シーズンは渋滞が増えることで、運転中の飲料摂取を控える傾向がありますが、 かくれ脱水を防ぐためには1時間ごとに200mlを目安としたこまめな水分補給が必要です。
このような、かくれ脱水の啓発を目的に企画されたホンダ ドライブウォーターは、200mlは1時間、300mlは1.5時間、500mlは2.5時間のドライブに適切な容量となっており、ラベル表示を見ることで運転時間に合わせて必要な水分摂取量が直感的にわかるようになっています。
また、家族や身近な人にドライブ中のかくれ脱水の存在を伝えるアイテムとして、帰省シーズンにかけたお歳暮ならぬ「帰省暮」として贈ることができるパッケージとなっています。
ホンダはかくれ脱水の啓発ムービーも公開して、注意を呼びかけています。
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