タクシーだけど個人所有も可能!? 都内で急増するトヨタ「ジャパンタクシー」の魅力とは
最近、トヨタがタクシー事業者向けに開発した「ジャパンタクシー」を目にする機会が増えました。ジャパンタクシーは、背が高く見切りの良いスクエアなボディに、スライドドア採用で乗り降りしやすいのが特徴です。次世代を見据えた新型タクシーの魅力とは、どんなところにあるのでしょうか。また、個人で購入することはできるのでしょうか。
22年ぶりのタクシー用モデル「ジャパンタクシー」は人気も上々
2020年の東京オリンピック・パラリンピックが近づくにつれ、さまざまなモノが次世代へと切り替わりつつあります。訪日外国人も増加を続け、気がつけばインバウンド対策として建物が新しくなり、乗り物も変化してきました。
なかでも2017年10月にデビュー以来、台数を増やしているのが、トヨタが開発した次世代タクシー「ジャパンタクシー」です。
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都内のジャパンタクシーは「深藍(こいあい)」と呼ばれるボディカラーと、オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様となるレインボーカラーのナンバープレートで統一されています。
東京都では、オリンピックの開催に合わせ、ユニバーサルデザインのタクシー普及を促す「次世代タクシーの普及促進事業」を実施。
次世代タクシーを導入する事業主に対して補助金を出していることもあり、徐々にジャパンタクシーが増えてきています。
またトヨタは、東京2020オリンピック・パラリンピックのロゴをリアドアに広告ラッピングした「深藍限定車」を用意していることもあり、都内のタクシーはジャパンタクシーに置きかわっているのです。
現在、都内で日中営業しているタクシーが約3万台といわれていますが、2020年には都内だけでも1万台のジャパンタクシーが走ることになるという予測もあります。
長年タクシー用として親しまれてきた「クラウンコンフォート」に変わるべく、22年ぶりに登場したジャパンタクシーとはどのようなクルマなのでしょうか。
ジャパンタクシーのプラットフォームは、人気コンパクトミニバン「シエンタ」をベースとしています。
見切りのいい箱型の背高ボディは、日本の道路事情を考慮した5ナンバーサイズに収まる4400mm×全幅1695mm×全高1750mmという大きさで、運転がしやすいことも特徴です。
コンパクトサイズながら高級感と存在感を感じさせるのは、やはり日本の伝統色「深藍」が持つ気品といえるのではないでしょうか。
エンジンは、74馬力を発生する1.5リッターエンジンと、61馬力のモーターを組み合わせたハイブリッド方式で、トランスミッションは電気式無段変速機で駆動方式はFFとなっています。
使用する燃料はLPG(液化石油ガス)で、JC08モード燃費は19.4km/Lと、従来のクラウンコンフォートの1.5倍近い燃費性能を実現しました。
都内で法人タクシー会社所属、ジャパンタクシー に乗車しておりますタクシードライバーです。
記事中、気になる点があります。
まず、オリンピック仕様のナンバープレートは、必須では無くなっているようです。少なくとも私の所属する営業所では、一年くらい前から通常の緑ナンバーです。
そして車椅子の固定の時間ですが、新タイプが『慣れた人で』3分ほど、というのは間違いないと思います。私もそのレベルで行えます。
しかし、以前のタイプに10〜15分かかるというのは、『慣れてない人であれば』ですよね?
私は『慣れた人』なので、5〜6分でした。
その辺りの表現は、フェアにして頂きたいですね。