マセラティが突如公開した謎のスポーツカーの正体とは? 新たなエンジンで2020年5月に発表予定

「グラントゥーリズモ」が生産を終えることが決まったマセラティですが、すでにまったく新しいハイパフォーマンス・スポーツモデルの開発に着手しているようです。その正体は、いったい何なのでしょうか。

マセラティの新フラッグシップ・スポーツカーは、エンジンを搭載することが決定済み

 2019年11月20日、マセラティからカモフラージュされたスポーツカーのオフィシャル写真が配信されました。このスポーツカーの正体はいったい何なのでしょうか。

エンジンを搭載するならば、リアミドシップか? サイドウインドウなどのラインから、4Cのボディを流用していると想像される。ホイールも前後違うデザインのものを、とりあえず装着しているようだ
エンジンを搭載するならば、リアミドシップか? サイドウインドウなどのラインから、4Cのボディを流用していると想像される。ホイールも前後違うデザインのものを、とりあえず装着しているようだ

 マセラティ「グラントゥーリズモ」の生産が終了するにあたって、モデナの工場が新たなハイパフォーマンス・スポーツモデルの生産に向けて、生産ラインの全面的な改修が施されることが決定しています。
 
 今回、ティザー的に露出されたスポーツカーは、モデナの本社前で夜間に撮影されており、おそらく、モデナ工場で生産されるハイパフォーマンス・スポーツモデルだと思われます。
 
 マセラティのアナウンスによると、この車両は実験車両のようです。マセラティで完全に開発し製造されるパワートレインを搭載し、データを収集している模様です。
 
 一見するとモデナ工場で生産されていたアルファ ロメオ「4C」をワイドボディ化したようにも見えますが、実験車両ですから実際にそうかもしれません。
 
 マセラティではこの開発車輌のことを「mule(ラバ:雄ロバと雌ウマとの雑種)」と呼んでいるので、新たなパワートレインをテストするためにアルファ ロメオ4Cのシャシとボディを使用しているだけだと考えたほうがいいでしょう。
 
 この実験車両から得たデータと、マセラティのイノベーションラボのドライビングシュミレーターで得たデータを統合し、最終的なボディワークとメカニクスのプロトタイプを開発するとのことなので、まったく異なる外観になると思われます。
 
 マセラティの発表によれば、この気になる新スポーツカーは、2020年5月にその姿を見ることができそうです。
 
 グラントゥーリズモが完全EVになることが表明されているだけに、このまったく新たなエンジンを搭載したハイパフォーマンス・スポーツモデルに期待が膨らむところです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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