「アルファード」に最大のライバル登場!? トヨタが新型高級ワゴン「グランエース」発売

トヨタは、高級ワゴン「グランエース」を2019年12月16日より発売します。来日する外国人や2020年の東京オリンピックにおける送迎需要の増加を見込んで投入されるグランエースとは、どのようなクルマなのでしょうか。

送迎などの需要増加を見込んでフルサイズワゴンを投入

 トヨタは、フルサイズワゴンの新型「グランエース」を2019年12月16日より発売します。新型グランエースは、海外で販売されている「ハイエース」をベースとしています。

トヨタ新型「グランエース」
トヨタ新型「グランエース」

 2019年2月にフィリピンで海外向けの新型ハイエースが初公開されたときに、日本は市場環境が異なるため海外向けのハイエースは導入しないと発表されたのですが、なぜトヨタは新型グランエースとして日本でフルサイズワゴンを導入するのでしょうか。

 新型グランエースの導入背景について、トヨタは次のように説明しています。

「今回発売する新型グランエースは、送迎など新たなジャンルを想定したモデルです。日本導入の背景は、近年のインバウンドによる訪日外国人の増加や2020年の東京オリンピックに向けて送迎需要の増加が見込まれるためです。

 ベースは海外向けの新型『ハイエース』で、全長5m超えとかなり大柄なサイズですが、タイヤがかなり切れるので、最小回転半径は一回り小さい『アルファード』と同じ5.6mで、日本でも問題なく使えます。

 また、日本で新型ハイエース自体を導入するわけではないので、既存のハイエース(200系)はそのまま商用バンとして販売していきます」

 新型グランエースの年間販売目標は600台としていますが、トヨタ広報部によると、事前予約の段階で、すでに約420台の予約が入っているといいます(2019年11月21日時点)。

 価格は、4列シート8人乗りの「G」グレードが620万円、3列シート6人乗りの「プレミアム」グレードが650万円です。

※ ※ ※

 新型グランエースは、セミボンネットのパッケージを採用し、上質な室内空間と静粛性や走行安定性など、磨き抜かれた基本性能の高さが特徴です。

 存在感のある外観デザインや華やかな運転席周り、心地よい後席空間のデザインが際立つ高級ワゴンです。外観は、金属調加飾の大型ラジエーターグリルがヘッドランプと融合し、上下左右に張り出した華やかで押し出し感の強いフロントビューを実現しました。

 また、グリルの枠と連動し、ヘッドランプに突き刺さるようなデザインのLEDデイタイムランニングランプと、クロム加飾フレームで囲んだプロジェクター式2眼ヘッドランプが、高級車にふさわしい先進性を表現しています。

 サイドビューは、クラッディングパネルとリアバンパー下端まで連続した金属調加加飾モールが低重心を強調するとともに、堂々とした佇まいを演出しました。

 リアのデザインは、リアコンビネーションランプのLEDの帯が先進的をアピール。上部に伸びる特徴的なデザインのリアコンビネーションランプとバックドアガーニッシュを組み合わせ、高い位置にレイアウトすることで堂々とした風格のあるスタイルとしました。

 さらに、17インチタイヤに掘り出しの質感と金属調塗装のアルミホイールを組み合わせ、高級感を演出。放射状のスポークデザインが、どっしりと車両を支える印象を強調しています。

 ボディサイズは、全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mmとワイドなサイズですが、最小回転半径は5.6m(17インチタイヤ装着車)で、最適なステアリング切れ角とギヤ比の設定により、タイヤが滑らかに動いて市街地での取り回しにも優れています。

 ボディカラーは、上質感が際立つ「ホワイトパールクリスタルシャイン」(オプション)に加え、高級感が漂う「ブラック」「グレーメタリック」「シルバーメタリック」の全4色を用意しました。

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1件のコメント

  1. UCF30系セルシオは5.2だからね
    記者には申し訳ないがFRレイアウトで5.6は切れない部類だな。
    アルファードの5.6は実測ではなく初代アバロンやウインダムの諸元を引用してるだけだろな。
    実際にAWDのLS600hは5.7でも明らかにアルファードより曲がるしね
    初代エクストレイルは5.3でマジに切れる車だったな。
    トヨタで一番切れないのが1S系を載せたFFカリーナで2トントラックより曲がりゃしない駄作だったな
    しかし?あれだけFR時代のエルグランドを否定して低床に有利なFFを推しときながら今更に30年前の同じFRのグランヴィアにタイムスリップとは笑えるな

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