トヨタ新型「グランエース」は620万円から! アルヴェルとは違う道を行く送迎需要の行方とは
新型グランエースってどんなクルマ?
新型グランエースの外観デザインは、前方に張り出したセミボンネットや全幅・全高がともに約2m近いワイドなサイズを活かした迫力のあるフルサイズワゴンとなります。
堂々としたフロントデザインは、存在感と高級感を合わせ持ち金属調加飾の大型ラジエーターグリルとヘッドランプを融合させたほか、上下左右に張り立たせることにより、迫力のあるフロントフェイスを実現。
また、グリル枠と連動してヘッドランプに突き刺さるような特徴的なLEDデイタイムランニングライトと、クロム装飾フレームで囲んだ2眼ライトで、高級車に相応しいイメージを表現しています。
室内サイズは、室内長3290mm(8人乗り3365mm)×室内幅1735mm×室内高1290mm。レイアウトは、ユーザーの多様なニーズに応じて、3列シート(6人乗り)と4列シート(8人乗り)を設定。
前席の黒を基調としたインパネは、金属調加飾や木目調加飾を配して華やかさが演出されているほか、ディスプレイオーディオをはじめ、スマホアプリが使用できる機能などによって、地図アプリや音楽アプリをディスプレイに表示可能です。
2列目と3列目には本革のキャプテンシートを採用し、ロングスライド機構やオットマンを装備することで、大人4人がくつろげる仕様になっています。
さらに、前席背面からサイドドアパネルに配置された木目調加飾やLEDサイドカラーイルミネーションによって、落ち着きのある上質感を表現しているほか、振動や遮音対策によってあらゆる路面でも高い静粛性を追求しています。
パワートレインは、2.8リッターディーゼルエンジンと6速ATを搭載し、低回転から力強い走行性能を発揮。リアの足回りには、新開発のトレーリングリンク式リアサスペンションを採用することで、高いボディ剛性と相まって、上質な乗り心地と優れた操縦安定性を誇っています。
先進安全装備では、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を搭載。
駐車時など低速走行時における衝突緩和や被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングブレーキサポート(静止物)]などのサポート装備も充実しています。
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新型グランエースは、ハイエースのような商用バンとしての使用ではなく、送迎の用途をメインに開発されてモデルだといい、導入背景などについて、トヨタは次のように説明しています。
「日本導入の背景は、近年のインバウンドによる訪日外国人の増加や2020年の東京オリンピックに向けて送迎需要の増加が見込まれるためです。
ベースは海外向けの新型ハイエースで、全長5m超えとかなり大柄なサイズですが、タイヤかなり切れるので一回り小さい「アルファード」より小回りが利くなど、日本でも問題なく使えます。
また、日本で新型ハイエース自体を導入するわけではないので、既存のハイエース(200系)はそのまま商用バンとして販売していきます。今回の新型グランエースは、新たなジャンル(送迎など)を想定したモデルです」
そのため、軽自動車や乗用車のように一般ユーザーが購入するよりも事業者向けのモデルではあるようです。
台湾に先日遊びに行ってきた。この手の車の乗用としての「(プレミアみたいな使い方ではなく)本来の」使われ方がよくわかる。観光地に、VW・メルセデス・ヒュンダイなんかの似たようなサイズの車がゴロゴロ走っていた。現地のような使い方が日本に無いのであれば、日本で量は期待できない。
例えば、外国人の日本を訪れる回数が複数回になると、1グループ当たりの人数が減る。そんなときの輸送に適していると思う。大型バスより小回りが可能で、アルベルよりスペースに余裕がある。
アルファード系は、格納すれば跳ね上げだから邪魔、座るにはペナペナで、本当に申し訳程度のサードシートだが、グランエースなら申し分ないだろう。アルファード系は、トルク不足からか再加速に不満があるのだろう。追い越し車線を猛スピードで駆け抜けるしかないという問題がある。このエンジンがアルファード系にも採用されないかと願うところである。(クラウンの2l ターボでもいいが)
4WDがないので、需要は限定的でしょう。