「ミニRAV4」な新型ライズ!? 本家RAV4とどう違う? 比べてわかった両車の特徴とは
「RAV4」はガソリンとハイブリッドの2刀流! 新型「ライズ」は?
新型ライズは、全車に1リッター直列3気筒ターボが搭載されます。最大出力98馬力/最大トルク140Nmを発揮するユニットで、1.5リッターエンジンに相当するトルクを低速から発揮することが特徴です。トランスミッションには、スプリットギアを組み込んだトヨタ初採用の「D-CVT」と呼ばれるCVTが組み合わされます。
SUVでは4WDシステムの走破性も注目ポイントのひとつに挙げられることが多いですが、新型ライズは、ダイナミックトルクコントロール4WDという4輪駆動システムが採用されています。発進時やタイヤがスリップしやすい路面の走行時に、車両の状態に最適なトルクを後輪に配分することで、路面状況を問わず安定した走りを実現します。
2WD仕様も設定され、WLTCモード燃費は、2WD車が18.6km/L、4WD車が17.4km/Lです。
RAV4は、2リッター直列4気筒エンジンと、2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターで構成されるハイブリッドの2種類のパワーユニットが設定されます。
2リッターエンジンは最高出力171馬力/最大トルク207Nm、ハイブリッド仕様はシステム最大出力222馬力(e-Four仕様の値)を発揮。大柄なボディをものともしない力強い走りを見せます。
組み合わされるトランスミッションは、ガソリン車の場合は発進用ギヤが追加された「Direct Shift-CVT」と呼ばれるCVT、そしてハイブリッド車は電気式無段変速機となります。
4WDのメカニズムにこだわっているのもRAV4の特徴のひとつで、グレード別にそれぞれのキャラクターにあわせた全3種類のシステムが用意されています。
「Adventure」グレードと、「G“Z package”」に標準装備されるのが、世界初採用となるダイナミックトルクベクタリングAWDです。旋回時の車両の安定性を高めるトルクベクタリング機構や、4輪駆動が不要な時に動力伝達を切断することで燃費向上を図るディスコネクト機構が採用され、高い走破性と経済性を両立します。
その他、グレードごとにダイナミックトルクコントロール4WDや、電気式4WDのE-Fourなどが設定されています。なお、ガソリン車とハイブリッド車それぞれに2WDの設定もあります。
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最後に、予防安全装備や便利機能をはじめとした先進装備を比較します。
新型ライズには、最新型の「スマートアシスト」が搭載され、前方のクルマの追従をサポートする全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールや、駐車時のモニターガイドとステアリング操作をサポートするスマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)、歩行者や車両を検知可能な衝突被害軽減ブレーキ、そして前方・後方どちらにも対応したブレーキ制御付き誤発進抑制機能など、機能が充実しています(グレードによって装備に差が存在)。
運転初心者にも運転しやすいボディサイズであり、さらに充実の安全装備を備えることで不慣れなドライバーを全方面からサポートします。
一方、RAV4はトヨタの予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備。
衝突被害軽減ブレーキは、前方の車両はもちろん、歩行者(昼夜)、や自転車(昼)も検知する高機能型で、ほかにもレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)やインテリジェントクリアランスソナーなどを備えます。
現行型RAV4の発売は2019年4月で、現行SUVのなかでもまだ比較的新しいモデルといえる部類といえることから、予防安全装備も最新スペックのものが搭載されているのです。
また、コネクティッド機能について、新型ライズはスマートフォンと連携するディスプレイオーディオがパッケージオプションで用意されていますが、RAV4はまだ未設定となっていて、この部分においては新型ライズの方が装備面で進んでいるといえます。
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「ミニRAV4」と称される新型ライズの車両価格(消費税込、以下同様)は、167万9000円から228万2200円です。一方、「本家」のRAV4は265万6500円から388万8500円の価格設定となっています。
車格がまったく異なることから、価格差も大きく開いています。しかし、取り回しのよさや利便性なども考慮しつつ、価格ではなくライフスタイルで2台を比較検討するのも、面白いかもしれません。
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