なぜトヨタのエンブレムは統一しない? ヤリスとカローラなど車種別で異なる理由とは
ユーザーは意外にエンブレムを気にしている?
基本的にクルマのエンブレムは、メーカーのロゴを採用していることが多いですが、トヨタのように独自のデザインを採用したメーカーではユーザーのエンブレムに対する意識も違うようです。

トヨタ車を販売するネッツ店のスタッフは次のように話します。
「お客さまのなかには、兄弟車のノア/ヴォクシー/エスクァイアを選ぶ際に外観デザインとエンブレムを気にする人もいます。ネッツ店の『N』とグリルのデザインが気に入ったから購入する人や、逆にヴォクシーやエスクァイアの方が良いという人も少数ですがいるのです。
最近ではあまり聞きませんがオプション品や特別仕様車などで金色のエンブレムが設定されていたときなどは、あえてオプションで購入されたり、乗り換える人もおりました」
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別のトヨペット店のスタッフは、「クラウンがモデルチェンジする際に、王冠のエンブレムの形や大きさを気にされる人もおります。クラウンの王冠エンブレムは長い伝統もあり、フロントデザインの印象を左右するほどで、購入されるお客さまのなかにも気にされる人は少なからずいらっしゃいます」と話します。
また、トヨタは当初2022年から2025年に国内販売系統の全店が全車を取り扱う体制へ移行するとしていましたが、計画を前倒し2020年5月から開始すると明らかにしています。
その影響もあって、「マークX」や「エスティマ」といったかつての人気モデルを2019年に生産終了するなど余波は広がっているうえ、系統ブランドごとに設定されている「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」や「アルファード/ヴェルファイア」などの統合の噂も出ているほどです。
そのため、カローラやクラウンなど長い伝統や歴史があるモデル以外では、いままでのような異なるエンブレムは減少傾向にあるのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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