なぜトヨタのエンブレムは統一しない? ヤリスとカローラなど車種別で異なる理由とは

従来、クルマのエンブレムはそのメーカーの企業ロゴが使われることが一般的です。しかし、多くのトヨタ車ではモデルや販売系統ごとに独自のエンブレムが採用されています。なぜ同じトヨタ車なのに、エンブレムがモデルごとに設定されているのでしょうか。

ユーザーは意外にエンブレムを気にしている?

 基本的にクルマのエンブレムは、メーカーのロゴを採用していることが多いですが、トヨタのように独自のデザインを採用したメーカーではユーザーのエンブレムに対する意識も違うようです。

クラウンの王冠エンブレムとセンチュリーの鳳凰エンブレム
クラウンの王冠エンブレムとセンチュリーの鳳凰エンブレム

 トヨタ車を販売するネッツ店のスタッフは次のように話します。

「お客さまのなかには、兄弟車のノア/ヴォクシー/エスクァイアを選ぶ際に外観デザインとエンブレムを気にする人もいます。ネッツ店の『N』とグリルのデザインが気に入ったから購入する人や、逆にヴォクシーやエスクァイアの方が良いという人も少数ですがいるのです。

 最近ではあまり聞きませんがオプション品や特別仕様車などで金色のエンブレムが設定されていたときなどは、あえてオプションで購入されたり、乗り換える人もおりました」

※ ※ ※

 別のトヨペット店のスタッフは、「クラウンがモデルチェンジする際に、王冠のエンブレムの形や大きさを気にされる人もおります。クラウンの王冠エンブレムは長い伝統もあり、フロントデザインの印象を左右するほどで、購入されるお客さまのなかにも気にされる人は少なからずいらっしゃいます」と話します。

 また、トヨタは当初2022年から2025年に国内販売系統の全店が全車を取り扱う体制へ移行するとしていましたが、計画を前倒し2020年5月から開始すると明らかにしています。

 その影響もあって、「マークX」や「エスティマ」といったかつての人気モデルを2019年に生産終了するなど余波は広がっているうえ、系統ブランドごとに設定されている「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」や「アルファード/ヴェルファイア」などの統合の噂も出ているほどです。

 そのため、カローラやクラウンなど長い伝統や歴史があるモデル以外では、いままでのような異なるエンブレムは減少傾向にあるのかもしれません。

ヴィッツからヤリスで何が変わった? 新旧モデルの違いや独自ロゴを採用車を画像で見る!(32枚)

【買取査定】トヨタ車が高く売れる!?(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

【新車サブスク】月々2万5千円代で、新車のハリアーが乗れちゃう!(外部リンク)

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー