Jujuに続け! 東京モーターショーのキッザニアでレーシングドライバーを体験してみよう!
工具を使って、クルマのことをもっと知ろう!
トヨタとスバルは工具を使って体験するプログラムです。しかし、同じ工具を使っても伝えたい想いは違うようです。
●気持ちよく走るために重要な足回りの構造を学ぼう
トヨタの体験プログラムは2種類あります。ひとつは「月面探査車プログラミングをするエンジニアの仕事」(対象:小学1年生から6年生)と「クルマを組み立てるメカニックの仕事」(対象:3歳以上の未就学児)です。
「クルマを組み立てるメカニックの仕事」では、子どもたちのスケールに合わせた実車とほぼ同じ原理のメカニズムを備えたスモールカーを使用します。
このスモールカーのサスペンションやタイヤを取り付ける作業を実際に子どもたちは体験します。
サスペンションの構造は、イラストや言葉だけではなかなか伝わらないものです。その理由は、サスペンションの動きが3次元に及ぶものだからです。そこで、実際と同じ構造のスモールカーのサスペンションの取り付けをおこなうことで、サスペンションの動きが頭のなかでイメージできるようになるのです。
サスペンションとタイヤを組み付けたあとは、ボディを取り付けて体験プログラムは終了です。
最近のトヨタは、新型カローラでも乗り心地を重視してサスペンションを煮詰めています。そうしたトヨタのクルマづくりが反映した体験プログラムになっています。
●普段おこなうクルマのメンテナンスを学ぶ
JAFロードサービスの救援内容で、常に上位にランクインするのが「タイヤのパンク、バースト、エア圧不足」です。2018年度は一般道路で2位、高速道路では1位でした。
こうしたトラブルのほとんどは、事前の確認や整備で防ぐことができるものです。運転免許の教習所でも教わることですが、たいていの人が忘れてしまっているのが現状ではないでしょうか。
そこで、クルマを安心・安全に走らせるためには、日常での点検・整備が必要なことを、スバルは子どもの頃から啓蒙しようというわけです。
子どもたちはまず整備服に着替え、整備の先輩に教わるという形式で体験プログラムを受けます。
使用するのは、実際のスバルのレーシングカーです。
先輩整備士から、タイヤに適正な空気圧を入れなければならない理由を学び、実際にエアゲージで空気圧チェックなどをおこないます。
また、ホイールをボルトでとめる際にはトルクレンチで適正なトルクで締めることを学びます。締めすぎても緩すぎても危険であることを学ぶのです。
実際に子どもたちは本物のトルクレンチでボルトを締めますが、本来の適正値だと子どもの力では締め付けできないので、そこはトルク値を低く設定しているそうです。
スバルは事故を起こしにくいクルマづくりをおこなっています。ドライバーが運転以外のことに気を遣わないように、見やすく、使いやすく、疲れにくいドライビング空間を追求し、20年以上も前からステレオカメラやレーダーを使った運転支援システムを開発、アイサイトなどの先進安全技術として実現化しています。
しかし、これらはクルマがきちんと整備されていてこそ本来の機能を発揮するものです。だからこそ、スバルは子どもたちにクルマの基本整備の大切さを知ってほしいのだと思います。
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今回紹介した体験プログラムは、予約が必要となります。予約は事前予約と当日予約(東京モーターショー2019の入場券を持っている場合)のふたつがあります。
事前予約は、東京モーターショー2019公式ホームページの公式オンラインチケットサービスからプログラム参加券付き入場券を購入し、参加希望の日時枠を予約してください。
当日予約は、東京モーターショー2019公式ホームページの公式オンラインチケットサービスから参加を希望する時間枠を予約してください。予約は当日設定されている各参加時間枠の開始3時間前から30分前まで受付しています。
どちらも予約枠がなくなり次第終了となるので、予約の際はお早めに。
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