日産新型SUV「キックス」2020年夏に登場? 競合車C-HR&ヴェゼルの対抗なるか
キックスと新型ジュークの違うポイントとは
ボディサイズが近いキックスと新型ジュークでは、どのような違いがあるのでしょうか。
キックスのボディサイズ(北米仕様)は、全長約4295mm×全幅約1760mm×全高約1585mmとなり、ジュークとミドルサイズSUV「エクストレイル」の中間に位置し、外観デザインの特徴は、日産のVモーショングリル、ブーメランヘッド、テールライトなどの確立されたスタイルを継承しています。
パワートレインは、1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力120馬力を発揮。トランスミッションは、CVTを採用しています。
装備面では、「ヒルスタートアシスト」や「インテリジェントエンジンブレーキ」、「アクティブライドコントロール」といった機能を搭載していますが、日産の国内モデルに多く採用される運転支援システム「プロパイロット」などはありません。

対して、欧州で発表された新型ジュークのボディサイズは、先代モデルからの個性的なデザインは踏襲しつつ、ボディサイズはひと回り大きくなり、全長4210mm×全幅1800mm×全高1595mmです。
外観デザインでは、丸形ヘッドライトや力強く張り出した前後のフェンダーといった、ひと目でジュークとわかるアイコン的なデザインが、先代モデルから引き続き採用されています。
パワートレインは、1リッター直列3気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、117馬力を発揮。トランスミッションは6速MTと7速DCTの2種類です。
装備面では、運転支援システム「プロパイロット」が新たに装備されています。単一車線の高速道路で使用するために作られた装備で、長時間の移動を容易にします。
日産欧州法人の製品企画担当副社長、ポンツ・パンディクティラ氏は、新型ジュークについて次のようにコメントしています。
「新型ジュークは、独自のアイデンティティ、さらに多くのキャラクター、エキサイティングなパフォーマンス、ドライバーのニーズに応える先進技術で戻ってきました。
新しいデザインとエキサイティングな運転体験は、小型クロスオーバーSUVを選択するユーザーの増加に貢献するでしょう」
※ ※ ※
欧州市場をメインターゲットとする新型ジュークに対して、キックスは南米やアジア圏をターゲットとした、ユーザーニーズが異なる市場で販売されているため、日本に導入される場合は欧州市場に寄った仕様になるかもしれません。
それでも、いまの日産には新型モデルが少ないことから、日本への早い導入が期待されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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