劇中車がカッコイイ! みんなが憧れたウルトラシリーズに登場した車5選 昭和編

ヒーローものにはスポーツカーが良く似合う!?

●ウルトラマンレオ「マックロディー」=三菱「ジープ」

元祖本格オフロード車として語り継がれる「ジープ」
元祖本格オフロード車として語り継がれる「ジープ」

 ウルトラマンタロウの力に頼らずに生きることを決意した主人公が、ウルトラバッジをウルトラの母に返した後、1974年に登場したのが「ウルトラマンレオ」です。

「マグマ星人」によって全滅させられたL77星から地球に移住した主人公が、マグマ星人の侵略から地球を守るために宇宙パトロール隊「MAC」に入隊。

 ウルトラマンタロウが去った後、地球防衛隊長に就いていた「ウルトラセブン」に特訓され、怪獣や宇宙人と戦いました。

 そのMAC専用車として、三菱「ジープ」をベースにレーザー光線やバズーカ砲を備えた「マックロディー」が登場します。

 ジープは、1953年にアメリカのウイリス社と三菱のライセンス契約が締結され生産が開始されました。

 これはアメリカが朝鮮戦争で必要になるジープを、補給基地である日本で生産することで、安く調達するための策であったともいわれています。

 当初はすべてのパーツがウイリス製のものを使用するノックダウン生産でしたが、後に国産化が進み民生用にも生産されるようになります。

 ジープの独特なスタイルは本格的オフロードカーの代名詞として、広く日本人に親しまれる存在となりますが、1998年に限定300台の「最終生産記念車」の発売をもって生産終了が発表されました。

●ウルトラマン80「スカウターS7」=マツダ「サバンナRX-7」

リトラクタブルヘッドライトがスポーツカーの証だった「サバンナRX-7」
リトラクタブルヘッドライトがスポーツカーの証だった「サバンナRX-7」

 ウルトラマンレオの活躍により怪獣は一旦滅び、地球は平和を取り戻しました。しかし、地球に再び怪獣が現れ、M78星雲から来ていた「ウルトラマン80」が活躍します。

 ウルトラマン80はその名のとおり、1980年から放送が開始されました。

 主人公は都内の中学校教員でありながら、地球防衛軍に所属する「UGM」の隊員を兼務するという設定で、劇中ではUGMの地上高速パトロール車としてマツダ「サバンナRX-7」をベースにした「スカウターS7」が登場します。

 1978年に発売されたサバンナRX-7は、最高出力130馬力の2ローター1.2リッターロータリーエンジンを搭載し、コンパクトなエンジンを活かした低いボンネットに、当時流行のリトラクタブルヘッドライトを配置したスタイルが特徴でした。

 FRレイアウトのシャシとしては理想的な50:50に近い前後重量配分で、スタイルだけでなく走りもスポーツカーにふさわしいクルマでした。

※ ※ ※

 今回、紹介したウルトラシリーズをリアルタイムで見ていたのは40代から50代の人ですが、きっと、いつかは地球を守るヒーローになりたいと憧れたことがあるのではないでしょうか。

 実際に、劇中に登場したクルマに対して興味を持ち、コスモスポーツの外観をマットビハイクル仕様にしてしまった人もいたほどです。

 改めて昭和のウルトラシリーズを見たら、子どものころとは違った発見があるかもしれません。

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1件のコメント

  1. 素晴らしい円谷ニュースだ!
    自分はセブンのポインターとかキカイダーのサイドカーにしか特種なイメージはなかったな

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