思わず2度見!? 奇想天外すぎるデザインのクルマ3選
クルマの売れ行きが好調となるか低調となるかの分かれ目のひとつに、デザインがあります。これまで登場した奇想天外な外観のクルマは、どんなものがあるのでしょうか。
1度みたら忘れられない!? 個性的なクルマたち
クルマの売れ行きを左右するもののひとつに、外観デザインがあります。そのため、自動車メーカーは自社でデザイナーを抱えているほか、著名なカーデザイナーにデザインを依頼することもあります。
クルマのデザインは、一度決めると次のフルモデルチェンジまで大きく変更することは難しいため、各自動車メーカーは慎重に決めることがほとんどですが、なかには大胆なデザインで登場したクルマも存在します。
そこで、これまでに販売された日本車のなかから、大胆なデザインのクルマを3車種ピックアップして紹介します。
●日産「エスカルゴ」
日産「エスカルゴ」は、1989年に発売されたライトバンで、いわゆる「パイクカー」と呼ばれたモデルです。
車名はカタツムリを意味していて、また「S-Cargo」の表記では、「Cargo=貨物」のスペイン語読み「カルゴ」ともかけ合わせたネーミングとなっています。
カタツムリのような丸いシルエットが特徴で、荷室高1230mmとバンに求められる実用性も兼ね備えています。
また、荷室部分の側面は、イラストを入れたり、カラフルにペイントできたりと、宣伝スペースとして使用することも可能です。
内装も特徴的で、シフトノブ、ウインカーレバー、ワイパーレバーはデザインが統一されたほか、ハンドルのスポークも個性の強いデザインとなっていました。
●ダイハツ「ミゼットII」
ダイハツ「ミゼットII」は、1950年代に誕生した同社の3輪トラック「ミゼット」をオマージュしたクルマとして、1996年に発売されました。
1996年当時の軽自動車規格よりも小さく設計されていて、1人乗り(デビュー時。後に2人乗りも追加)かつシンプルな装備が特徴となっています。
発売当時の価格は46万9000円(消費税抜)からと、ほかの軽自動車と比べても群を抜いて安い価格設定となっていました。
販売期間の途中で、荷台部に屋根を設けた「ミゼットIIカーゴ」も登場しています。
小口配達用途を想定して作られた、取り回しのしやすさが特長の商用車というコンセプトは、いま見ても斬新だといえます。