突然襲った「ゲリラ豪雨」 運転中に遭遇したら、まずすべきことは?

短期間に集中して降る大雨が「ゲリラ豪雨」です。いまはスマホアプリの「雨雲レーダー」などで、現在どの地域で雨が降っているのか確認することはできますが、運転中はスマホを見てはいけません。ゲリラ豪雨に遭ったら、まず何をするべきでしょうか。

高速道路を走行中にゲリラ豪雨に遭ったら、まずはヘッドライトを点灯

 夏の猛暑や冬の豪雪と並び、異常気象の代名詞ともなっているのが「ゲリラ豪雨」、つまり短時間に集中して降る大雨です。

高速道路走行中にゲリラ豪雨に遭ったら、ヘッドライトを点灯、そしてゆっくりと速度を落として安全を確保したい
高速道路走行中にゲリラ豪雨に遭ったら、ヘッドライトを点灯、そしてゆっくりと速度を落として安全を確保したい

 実際、2019年8月に気象庁がまとめた「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」でも、「全国の1時間降水量50mm以上の年間発生回数は増加」「最近10年間(2009年から2018年)の平均発生回数は約311回で、統計期間の最初の10年間(1976年から1985年)の約226回に比べ約1.4倍に増加」と報告されるなど、データの上でも近年のゲリラ豪雨の増加が裏付けられています。

 では、運転中にゲリラ豪雨に遭遇したら、どうすればいいのでしょうか。豪雨による視界不良が事故に直結する可能性が高い高速道路での対処法について、NEXCO東日本は次のように話します。

「大雨で視界が悪くなったと感じたら、昼間でもライトを点けてください。他車に自車の存在をアピールすることで、事故防止に役立ちます。

 さらに雨がひどくなったら、速度を落としてください。このとき、急にブレーキを踏むと追突事故などにつながる恐れがあるので、アクセルを踏む足から力をゆるめるイメージです。運転に危険を感じるような豪雨になったときは、すみやかに近くのSA/PAにクルマを停め、雨がとおり過ぎるのをお待ちください」

 NEXCO東日本では、高速道路本線上やインターチェンジに設置された電光掲示板で、渋滞や工事の情報だけでなく、天候の情報も配信しています。ゲリラ豪雨が予想される時期は、こうした情報や天気予報に加え、ドライブルート上のどこにSA/PAがあるか、事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

【画像】突然のゲリラ豪雨… 危険な場所をチェック!

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