日産が確実にカップインするゴルフボールを作った!? 先進運転支援システムを応用
日産は先進運転支援システム「プロパイロット 2.0」の技術から発想した、確実にカップインするゴルフボール「ProPILOT GOLF BALL」の動画を公開しました。なぜ日産がこのユニークなゴルフボールを作ったのか。開発の背景を聞いてみました。
「プロパイロット 2.0」から発想したハイテクゴルフボール
日産は2019年8月22日、新型「スカイライン」に搭載された世界初の先進運転支援システム「プロパイロット 2.0」の技術から発想し、確実にカップインするゴルフボール「ProPILOT GOLF BALL」の動画を公開しました。
スカイライン(ハイブリッドモデル)に標準装備されたプロパイロット 2.0は、ナビゲーションシステムと連携したルートを、3D高精度地図データ、カメラやレーダーによる周囲情報をもとに、追い越しや分岐なども含めてシステムが目的地までのルート上にある高速道路の出口まで走行を支援してくれる、世界初の技術です。
また、ドライバーも道路や周囲の状況、制御の状態をリアルタイムで把握することができ、安心安全な運転操作を実現しています。このプロパイロット 2.0の、目的地までドライブをサポートする技術を、わかりやすく理解してもらえるよう「ProPILOT GOLF BALL」の動画を制作したといいます。
動画は、まだクラブをきちんと振ることが出来ない可愛らしい少年が、パターを振りボールに当てるだけで、カップまで確実に転がりカップインする様子が描かれており、ゴルファーにとっては夢のような映像となっています。
ProPILOT GOLF BALLの仕組みとしては、俯瞰のカメラでセンシングしてボールの現在位置を特定。コンピュータがグリーン内のルートを計算して、経路を無線で指示し、ボールが自動でカップへと自走するというものです。
なぜゴルフボールを使ってこのような試みを実施したのか、日産広報部に話を聞くと「プロパイロット 2.0が発表されたばかりで、どのようなものなのか、どのような効果があるのか、まだわからない方が多いと思います。
そこで、だれもが知っている身近なゴルフを題材にして、プロパイロット 2.0について興味をもっていただくということで、ProPILOT GOLF BALLを作りました」
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これまでも日産は、自動で元の位置に収まるオフィスチェアの「インテリジェント・パーキングチェア」や、スリッパや座布団、テレビのリモコンなどが自動で片付く「プロパイロット・パーク旅館」といった、自社の技術を応用したユニークな取り組みをおこなってきました。
なお、2019年8月29日から、日産グローバル本社ギャラリー(横浜市西区)にて、ProPILOT GOLF BALLの体験イベントがおこなわれるとのことです。
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