ちょいワルオヤジに乗って欲しい! シブくてナウい国産セダン3選
いま日本で人気の高いクルマは、軽自動車やコンパクトカーが中心ですが、各メーカーのラインナップのなかには、渋いオトナが乗るセダンもまだ健在です。今回は『ちょいワルオヤジ』にこそ乗ってもらいたいセダン3車種を紹介します。
オトナにこそ似合う国産セダンはどんなクルマ?
現在の国内新車市場では、軽自動車やコンパクトカー、ミニバンなどが販売台数上位を占めており、セダンが上位に食い込むことは少なくなりました。なかでもスポーツドライビングを楽しめるスポーティセダンを、ランキング上位で見ることはもうありません。
しかし、高出力なパワートレインを搭載し、走行性能にこだわったセダンは、いまなお新車市場において魅力的な存在です。とくに似合うユーザーは、俗に『ちょいワルオヤジ』と呼ばれるような、渋いオトナの方々ではないでしょうか。
そこで、『ちょいワルオヤジ』におすすめしたいスポーティセダン3車種をピックアップして紹介したいと思います。
●レクサス「GS F」
レクサスには、通常のラインナップとは別に、モデル名に「F」が付く特別なモデル群が用意されています。
Fは、静岡県にあるサーキット「富士スピードウェイ」が由来とされ、一般的なスポーティドライビングからサーキット走行までをこなす、ハイパフォーマンスカーとなっています。
レクサスのFモデルには、現在2ドアクーペの「RC F」と4ドアセダンの「GS F」がラインナップされていますが、『羊の皮をかぶった狼』に近い独特の魅力を放っているのはGS Fといえるでしょう。
エンジンは、5リッターV型8気筒で最高出力は477馬力を発揮。シャシのチューニングや、サスペンション、ブレーキの強化もおこなわれています。
トランスミッションは8速ATを採用していますが、最短0.1秒で変速できるなど、並のATとは桁違いのスペックを発揮。見た目も中身も、余裕のあるオトナにピッタリなセダンです。
●トヨタ「マークX」
2019年時点で、トヨタの国内向けミドルクラスセダンとしては、FFの「カムリ」とFRを基本とする「マークX」がラインナップされていますが、今回紹介するのは走行性能面で有利といわれるFRを採用したマークXです。
マークXに搭載されるエンジンは、3.5リッターV型6気筒と2.5リッターV型6気筒の2種類。3.5リッターエンジンは最高出力318馬力を誇るハイスペックとなっています。
カムリが2.5リッター直列4気筒エンジン+ハイブリッドという、環境に配慮した今どきな仕様となっていることと比べると、マークXはかなり“男らしい”仕様を貫いているといえるでしょう。
またマークXには、よりスポーティな仕様として「GR SPORT」が存在。これは外装と内装に手が加えられただけではなく、ボディ各所に補強やチューニングが施されていて、走りのクオリティが大きく向上しています。
2019年12月で生産終了することがアナウンスされているマークXは、まさに“いま”手に入れたいスポーティセダンです。