イメチェン成功?失敗? マイナーチェンジで格好良くなったクルマ3選
ハイブリッド車の代名詞「プリウス」は、イメチェンで浮き沈みを繰り返す?
●トヨタ「プリウス」
現行のトヨタ「プリウス」は4代目として2015年に発売されました。先代からボディサイズを大きくしたにも関わらず、燃費も向上させるなど、トヨタとしては自信作でした。
しかし、2代目や3代目のような爆発的な販売台数を記録することができなかったほか、ユーザーからはフェイスデザインが不評となり、一部では「歌舞伎顔」とまで比喩されるほどです。
さらに、後に発売された「プリウスPHV」がおおむね好評だったこともあり、余計に4代目プリウスのデザインが酷評されてしまいました。
そこで、2018年12月、ついに前後のデザインを変更することになり、ロサンゼルスモーターショーで発表。これまで縦基調だったヘッドライトとテールライトを横基調に変更し、それに伴いバンパーなども改修され、大きく印象を変えています。
マイナーチェンジに至った経緯について、トヨタ広報部は次のように話します。
「デザイン面では、従来モデルオーナーからも“抵抗があった”という声が確かにありました。クルマを選ぶ段階でも『デザインが残念』という声が多かったようで、デザインを変えなければということで変更して、プリウスの良いところを見てもらうためにも、『好んで頂けるデザイン』にしています」
その結果、2019年上半期(1月から6月)の登録車販売台数ランキング(輸入車除く)では、7万277台を記録してそれまで1位を維持していた日産「ノート」から首位を奪還しているのです。
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