甘く見てはダメ! 台風の日に運転は危険! どうしても運転しなければいけない場合の注意点とは

8月から9月は暑さが厳しくなる一方、台風が発生しやすい季節でもあります。台風が近づいているときには、運転を控えることが望ましいですが、通勤や仕事などでクルマを運転するとなると、そうはいきません。そこで、台風の時の運転で気を付けたいポイントについて紹介します。

大前提として、台風のときはなるべく運転をしないことが重要

 これからの時期、8月から9月は台風が発生しやすい季節です。

 台風が近づいているときには、雨や風により危険な状態になることもありますので、運転だけでなく外出そのものも控えることが大前提となります。ただし、どうしても運転しなければならないこともあります。そこで今回は、台風の時の運転で気を付けたいポイントについて紹介します。

台風による集中豪雨で道路が冠水する恐れもある
台風による集中豪雨で道路が冠水する恐れもある

●速度を落として運転する

 台風が近づいているときには、通常よりもクルマの速度を落として運転するのが原則です。とくに大雨により視界が悪い状態や、強い風が吹いている場合には、事故や横転の危険性があります。また、強風により落下物が飛んでくる可能性も。そういった危険を回避するためにも、前を走るクルマが急ブレーキを踏んでも対応できる速度で、慎重に運転するようにしましょう。

●片手ハンドルで運転せず、きちんと両手で持つ

 強風の中を運転するときには、両手でハンドルを持って運転するのがベスト。片手ハンドルで運転していると、強い風にあおられたときにハンドルが取られてしまいます。普段から両手でハンドルを持つことを心がけておきましょう。

 強い風にあおられてハンドルを取られてしまった場合、慌てて急ハンドルを切ることは控えましょう。強い風にあおられても、体感ほどクルマが流されていないことが多く、その場合、急ハンドルはかえって危険になります。

●昼間でもライトをつけて走行する

 台風で大雨が降っている場合、いくらワイパーを動かしても、降り注ぐ強い雨により視界は不鮮明です。また、対向車が巻き上げる雨水によって、視界が塞がれてしまうことも。そのような状態で運転していると、前を走るクルマとの車間距離がわからなくなってしまったり、対向車線をはみ出してしまう危険があります。

 そこで大雨のときは、時間を問わずヘッドライトを点けるようにしましょう。ヘッドライトを点灯することで、対向車に自車の存在を知らせことができます。

 また、バックランプよりも明るい「リアフォグランプ」を点灯することで、後方車に自車の存在を知らせて追突事故を防ぐことができます。自身のクルマにリアフォグランプが装着されているかどうか、いちど確認してみてください。

●高速道路の運転はなるべく避ける

 高速道路は一般道よりも速度が出ているため、台風接近時の走行は危険が伴います。

 強い雨と風により視界が悪くなるほか、風により落下物が飛んでくる危険性もあります。また、タイヤと路面の間に水が入って、タイヤが浮いた状態になり滑ってしまう「ハイドロプレーニング現象」も起きやすくなります。

 そのため、台風接近時には高速道路での走行は避けるのが得策です。もし、高速道路の走行中に豪雨や強風に遭遇した場合には、慌てずにサービスエリアなどに入り、天候が落ち着くまで避難するのも手でしょう。

超危険!台風の日に運転するならこんな道路に注意(画像9枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー