シビックタイプRがお買い得!? ちょっと前の高性能車5選

いまや高性能車は円熟の域に達しており、パワーだけではなく安全性能なども飛躍的に向上していますが、少し前の高性能車はピュアな走りに特化したクルマが多かったようです。そこで、ちょっと前の高性能車を5車種ピックアップして紹介します。

純粋にパワーを求めた最後の世代!?

 2004年に280馬力の自主規制が撤廃された後、各メーカーは次々と大パワーな高性能車を発売してきました。

高性能でありながらも意外と手ごろな価格のモデルがまだまだある
高性能でありながらも意外と手ごろな価格のモデルがまだまだある

 なかでも日産「GT-R NISMO」は600馬力を発揮するなど、かつての国産車では考えられないほどのパワーを発揮しています。

 一方で、超高性能車でもドライバーの技量やミスをリカバリーする、技術的な介入をクルマ側から積極的におこなうことで、安全性能も高められています。

 少し前のクルマでも「横滑り防止装置」や「トラクションコントロール」の介入はおこなわれていましたが、いまのクルマほどではなく、まだドライバーの腕前が試されていたころがありました。

 そんなひと昔前の高性能車を5車種ピックアップして紹介します。

●マツダ「マツダスピード アクセラ」

現行ラインナップにはないハイパワーエンジンを搭載した「マツダスピード アクセラ」
現行ラインナップにはないハイパワーエンジンを搭載した「マツダスピード アクセラ」

 マツダのコンパクトカー「アクセラ」は、1980年代から1990年代にかけてヒットした「ファミリア」の後継車として、2003年から販売されています。

 ボディバリエーションは、5ドアハッチバックの「アクセラスポーツ」と4ドアセダンの「アクセラセダン」となっていました。

 初代アクセラからアクセラスポーツをベースにした高性能版の「マツダスピードアクセラ」が登場し、2009年には2代目が発売されました。

 エンジンは2.3リッターの直列4気筒ターボで、燃料噴射は直噴を採用。最高出力は264馬力を発揮し、トランスミッションは6速MTのみと硬派な仕様となっていました。

 マツダスピードアクセラは264馬力を前輪のみで路面に伝えるFFだったので、かなりのじゃじゃ馬ぶりだったことが想像できます。

 現在、アクセラは「マツダ3」と名前を変えましたが、マツダスピードアクセラのような高性能モデルは、この代をもってなくなりました。

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●スバル「インプレッサ WRX STI」

「インプレッサ」では最後の高性能版となった3代目「インプレッサ WRX STI」
「インプレッサ」では最後の高性能版となった3代目「インプレッサ WRX STI」

 かつて、スバルの高性能セダン、ワゴンとして一時代を築いたのが「インプレッサ」です。

 世界ラリー選手権(WRC)をはじめ国内外のモータースポーツで活躍し、そのベース車として市販の「インプレッサ WRX STI」が使われたことから、高性能車としてのイメージも定着しました。

 しかし、2007年に発売された3代目では、WRX STIがラインナップされていたものの、2008年をもってWRCから撤退。インプレッサ WRX STIはこの代をもって廃止となり、次世代以降は「WRX STI」とインプレッサから独立した車種となりました。

 この最後のインプレッサ WRX STIは、これまでと同様に2リッター水平対向4気筒ターボで、最高出力308馬力を発揮。

 ドライバーが任意にエンジン特性を切り替え、3種類のエンジンを使い分けるように走行特性を変更できる「SI-DRIVE(スバル・インテリジェント・ドライブ)」を採用していました。

 また、優れた回頭性とトラクション性能を両立する「マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)システム」を搭載するなど、インプレッサ WRX STIの集大成にふさわしい内容となっていました。

 なお、2010年に4ドアセダン版のインプレッサ WRX STI 4ドアがラインナップに加わっています。

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●レクサス「IS F」

大排気量NAエンジンを搭載して迫力ある走りを見せた「IS F」
大排気量NAエンジンを搭載して迫力ある走りを見せた「IS F」

 トヨタの高級車ブランドであるレクサスは、2005年から日本で展開され、当初のラインナップでエントリーモデルだったのが4ドアセダンの「IS」です。

 北米などで販売されていた初代ISは、日本におけるトヨタ「アルテッツァ」でしたが、2代目からはレクサス専用に開発されました。

 そして2007年に、このISをベースとした高性能版である「IS F」を発売しました。エンジンは「LS600h」に搭載されていた5リッターV型8気筒をベースに専用チューニングされた2UR-GSE型で、自然吸気ながら最高出力423馬力を発揮。

 トランスミッションはLS460用の8速ATをベースとして、1速以外をほぼロックアップすることでDCTにせまるダイレクト感と変速速度を実現していました。

 また、外装もIS F専用にワイドフェンダーとし、フロントフェイスも独自のデザインで差別化。

 ブレーキやサスペンション、タイヤに至るまで専用設計され、後につづく「Fシリーズ」と同様、サーキット走行まで考慮して仕立てられていました。

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