専用容器を用いて持ち運ぶ場合だけでなく、クルマの給油時においてもガソリンの取り扱いには注意が必要です。

　とくに、セルフ式ガソリンスタンドの利用時においては、ドライバー自身が給油をおこなうことから、注意事項を各利用者が把握することが必要となります。

　東京消防庁は、給油中に必ず守らなければいけないこととして、以下の内容を挙げています。

「セルフ式ガソリンスタンドの利用時は、必ずエンジンを停止しましょう。また、体には帯電している静電気に引火することで起きる事故を防止するために、給油キャップを開ける前に、静電気除去シートに触れ、静電気を除去してから給油を始めることが必要です。

　給油時には、給油ノズルは給油口の奥まで差し込み、レバーをしっかり握ってください。燃料タンクが満タンになると、オートストップが作動し給油は自動的に停止します。オートストップ作動後の注ぎ足し給油は、燃料が給油口の外に吹きこぼれることがあり危険ですので、おこなわないでください」

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　京都市で発生した放火事件は、さまざまなメディアで連日取り上げられました。放火は、強烈な殺意を持っていたとみられる男によって、計画的におこなわれたと報道されています。

　その一方で、黒い煙を挙げて建物が燃える光景からは、ガソリンの秘める危険性についても改めて実感させられます。

　ガソリンが原因となる事故を防ぐべく、ドライバーひとりひとりが強く意識することが求められます。