総額50億円超! ケタ違いに高額なクルマ5選
スーパーカーの老舗、ランボルギーニも特別な1台を製作
●ケーニグセグ「CCXR トレヴィータ」
2006年にスウェーデンのスーパーカーブランドであるケーニグセグから発表された「CCX」の特別モデルとして販売されたのが「CCXR トレヴィータ」です。
CCXR トレヴィータはカーボンファイバー製の外装が特徴で、かつてはカーボンファイバーというと黒一色でしたが、カーボンコーティング技術の採用によってカーボンファイバーをつやのある銀白色に生まれ変わらせています。
そのボディは太陽光に当たるとダイヤモンドを散らしたようなキラキラとした輝きを放つとされており、CCXR トレヴィータは別名「タイヤの付いたダイヤモンド」と呼ばれています。
CCXR トレヴィータはもともと3台生産される予定でしたが、製造の困難さから2台生産され、価格は日本円で約5億円(480万ドル)でした。
最近なにかと話題になることが多いアメリカ人プロボクサーのメイウェザーが一時期所有しており、たびたびメディアでも取り上げられましたが、その後オークションに出品されたようです。
●ランボルギーニ「ヴェネーノ」
スーパーカーの代名詞であるランボルギーニも、過去にいくつもの特別な1台を製造しています。
なかでも2013年にランボルギーニ創業50年を記念し、同社のアヴェンタドールをベースに3台のみ販売された「ヴェネーノ」の価格は日本円で約3億6000万円(330万ドル)とされています。
車名のヴェネーノはスペイン語で「毒」を意味し、歴史的なスペイン人闘牛士ホセ・サンチェス・ロドリゲスを死に至しめた牛に因んでつけられたとしています。
その車名が表すように、矢のようなフロントデザインと、追い抜かれた後も後続車を威圧するような攻撃的なリアデザインが特徴的です。
3台生産されたうちの1台は、前出のエクセレロを所有していたアメリカ人ラッパーのバードマンが所有しているようです。
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今回、紹介したクルマは、どれも非日常過ぎてピンと来ませんが、夢のある世界だと思います。
日本ではいまも不景気と叫ばれていますが、それでも大都市では高級車をかなりの頻度で見かけますから、持っている方は持っているということでしょう。
いずれにしても、いろいろなクルマがあるということは、見ているだけで楽しめます。
御料車センチュリーロイヤルは通常モデルが1台5250万円で装甲モデルが9450万円。しかしながら製造治具の製作費など本当の製造原価で考えるとトヨタは1台あたり十数億円の「持ち出し」をしていると思われる。