交通トラブルどう防ぐ? 高速道路走る前に知っておきたい運転マナーとは
長距離移動が多くなる時期には、高速道路上での事故やトラブルが発生しやすくなります。自分が加害者にならないためにも、運転マナーを改めておさらいしておきましょう。
交通トラブルに巻き込まない・巻き込まれないためにはどうする?
近年、あおり運転などの問題が取りざたされるなか、ドライバー自身の運転マナーに注目が集まっています。自分が事故やトラブルの加害者にならないためにも、長距離移動が多くなるこの時期に高速道路におけるマナーをおさらいしましょう。
さまざまな交通トラブルは、ドライバー自身のマナーが原因となる場合もあります。なかでも高速道路における運転は、普段とは異なる環境下における運転となるため、とくに注意して運転したいところです。
一般道や高速道路には自分以外のドライバーも走行しています。そのためお互い安全に走行するためには、「クルマとクルマのコミュニケーション」も重要となります。
とくに、お盆や年末年始といった大型連休などは、高速道路で渋滞に巻き込まれるというケースは珍しいことではありません。
そのような渋滞発生時は、追突や玉突き事故のリスクが高まります。そのため、渋滞末尾に近づいたら、ハザードランプで後続車に渋滞を知らせることが重要です。また、NEXCOの配布しているセーフティドライブという冊子では、「ヘッドライトの照射方向も重要」としています。
ヘッドライトで視界を確保することはもちろん重要ですが、周囲に迷惑とならないような心がけも重要となります。安全運転をする上では難しいテクニックは存在しません。普段、気を緩めがちな基本的な運転マナーや周囲に対する心がけを守ることが大切です。
実際に、高速道路を走行する上でどんなことに注意をすれば良いのか、高速道路の運営管理をおこなうNEXCO東日本は次のように話します。
――高速道路上の運転マナーやポイントを教えてください
まず、走行車線を走行し、安全速度を守るようにしてください。追い越しが終了したらその都度走行車線に戻り、安全速度と車間距離を確認することが大切です。
追い越し車線にばかり走行していると道路交通法違反にあたる場合だけではなく、速度超過や車間距離不保持になりやすく、目前の危険に素早く対応できません。
いつもと違う速度規制がされている場合は、近くに異常があると考え注意しましょう。情報板やハイウェイラジオで情報を収集し、進路前方の危険をいち早く察知することが大切です。
――事故やトラブルを回避するポイントを教えてください。
故障トラブルによる死亡事故の件数が多く発生しています。 車両の点検(オイル・タイヤ・冷却水など)を確実におこなうことが大切です。
また、積荷の落下などによる落下物に注意してください。万が一、「故障車・事故・落下物あり」の表示を見たら、速度を落とし注意して走行しましょう。
さらに、交通量が多い場合や事故などにより渋滞が発生する場合があります。十分な車間距離をとり、前方の状況に注意して走行するようにし、渋滞末尾の追突事故に注意してください。渋滞を発見し、低速走行や停止する場合は、ハザードランプを点灯して後続車に合図しましょう。
また、夏は「燃料切れ」が意外と多くなる季節です。早めの給油を心掛けていただくことがトラブルを起こさないポイントとなります。
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目的地に早く着こうとするあまり、危険な運転を繰り返した結果事故を引き起こしてしまっては、楽しいドライブが台無しになるだけではなく、周囲を危険に巻き込むことにもつながります。長距離が多くなる時期には、余裕をもった運転を心がけましょう。
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