かつては高級車の証? コーナーポール装着車が減少している理由とは
カー用品店での売行きはどうなのか?
社外品コーナーポールの販売傾向について、カー用品店オートバックスを運営するオートバックスセブンは、次のように話します。
「売れているか売れていないかという観点では、そこまで売れているわけではありません。ある一定の、低い水準で細々と売れているアイテムで、需要のピークは2000年代でした」
また、コーナーポールの購買層については、「比較的ご高齢の方が購入されます」としており、さらに購買層の車種にもある程度の傾向があるようで、「軽自動車やコンパクトカー、ミニバンでは不要でも、セダンタイプやSUVなどボンネットが長く、車幅の感覚が取りづらい車種に乗られている方が購入しています」といいます。
すっかり消えてしまったと思い込みがちなコーナーポールですが、昔からコーナーポールに親しみのある、高齢ドライバーや、視界確保が難しい大型セダンのユーザーには、一定ニーズはあるようです。
高齢ドライバーを中心にコーナーポールに親しんできた人からの需要があるからこそ、オートバックスではいまも一定の種類を販売しているといいます。
そのような人がクルマを乗り替えた際、再び装着する傾向もあるようです。死角を減らす技術は進んでも、コーナーポールを愛用してきた人にとっては、染みついた運転感覚があるのかもしれません。
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