国産ミニバン買うならどっち? トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」の違いとは

燃費はシエンタ、安全性はフリード?

 両車は、ともに1.5リッターガソリンエンジン+モーターというパワートレインです。気になる燃費(JC08モード)は、シエンタが28.8km/Lを記録し、対するフリードは、26.6km/Lとなり、カタログ上ではシエンタに軍配があがります。

 シエンタは、新基準のWLTCモードの燃費データも公開されており、市街地モードで22.7km/L、郊外モードが23.9km/L、高速道路モードが22.1km/Lです。対するフリードは、WLTC表記のデータは公表されていません。

両車とも多彩なシートアレンジも魅力のひとつ(ホンダ・フリード)
両車とも多彩なシートアレンジも魅力のひとつ(ホンダ・フリード)

 最近のクルマでは安全装備も重要な比較ポイントです。シエンタは、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」、フリードは安全運転支援システム「ホンダ センシング」といった、同等の先進安全パッケージを標準装備しています。

 今回の比較グレードにおける違いでは、アクセルとブレーキを間違って操作することを抑止する誤発進抑制機能が、シエンタの「G」グレードでは2万8080円(消費税込・以下同様)でオプション設定でき、フリードは「ホンダ センシング」のひとつとして標準装備されている点が挙げられます。

 これらの違いを比較した上で、最後の購入検討で気になるポイントは価格です。シエンタ「G」グレードは238万320円。対するフリード「HYBRID G・Honda SENSING」は251万7600円です。

 両車は、さまざまなポイントで比較対象になるクルマです。そのため、スペックやパッケージの違いだけではなかなか優劣がつけづらく、実際の使い勝手や試乗時の乗り心地が最終的な決め手になります。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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