新型N-WGN発売直前! 絶好調のホンダNシリーズをもう一度おさらいしてみた

Nシリーズ初の商用車がN-VAN

 N-VANは2018年7月に登場したモデルで、Nシリーズとしては初の商用車です。リアシートだけでなく、助手席も収納することができ、フラットで広大な室内空間を実現しています。商用での使い方だけでなく、アウトドア派のユーザーにも選ばれています。

ホンダN-VAN。Nシリーズ唯一の商用車
ホンダN-VAN。Nシリーズ唯一の商用車

 さらに、ホンダの軽バンとしては初となる、先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」が全車標準装備されているのも人気の理由です。CVTだけでなく、マニュアルトランスミッション(それも6速MT!)を選ぶこともできます。

 全高は1945mm(4WD車は1960mm)と高くなっています。ライバルはスズキ「エブリイバン」、ダイハツ「ハイゼットカーゴ」などの商用バンです。

 価格は126万7920円から179万9280円となります。

名車N360をモチーフにしたN-ONE

 「N-ONE」は、2012年11月に発売されたNシリーズ第3弾で、ホンダ初の市販軽自動車「N360」をモチーフにしています。丸目のヘッドライトが特徴で、2トーン色も用意するなどボディカラーも豊富です。

 アルミホイールなどをおごった「プレミアムツアラー」と、「スタンダード」を用意。全高は1610mm(4WD車は1630mm)です。ローダウンされたモデルもあり、こちらは全高1545mmになります。ライバルはスズキ「ラパン」やダイハツ「キャスト」、「ミラココット」あたりでしょうか。

 価格は120万960円から177万2280円になります。

※ ※ ※

現代のホンダ軽自動車の代名詞となったNシリーズの歴史は、2011年発売の初代N-BOXに始まります。2018年6月には、Nシリーズの累計販売が200万台を突破したというほどヒットしています。

 2019年7月現在、ホンダのNシリーズは以上の5車種で展開しています。車高の違いやスライドドア/スイングドア、乗用車/商用車、などそれぞれ個性があり、価格帯も異なります。それぞれのライフスタイルに合ったクルマ選びができるわかりやすさが、Nシリーズの人気の理由です。

 ホンダ「Nシリーズ」は、元をたどると1967年に発売されたN360までさかのぼります。FFベースで大人4人が移動できるスペースを確保、いわゆるホンダのM・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)をもとに開発されたN360は、当時大ヒットモデルとなりました。ちなみにN360の「N」とは、Norimono(のりもの)のNだそうです。

ただし、ホンダの軽自動車がすべてNシリーズというわけではありません。オープン2シーター軽スポーツ「S660」は、車名にNが付きません。

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