日本でお馴染みのクルマがセダン化!? 日本で売っていないコンパクトセダン5選
国内向けにはない斬新なデザインが好印象な2台
●ダットサン「on-DO」

日産による新興国やロシア向けブランドのダットサンは、2012年に立ち上げられました。現行の「マーチ」と共通のシャシを使用したコンパクトカー「GO」などがありますが、ロシアや旧ソ連の国向け専用のコンパクトセダン「on-DO(オン ドー)」が販売されています。
on-DOのボディサイズは全長4337mm×全幅1700mm×全高1500mmで、雪道や悪路に対応するため最低地上高が174mmとかなり高く設定。
また、厳寒地での走行を考慮して、シートヒーターが全車標準装備されているのも特徴です。
搭載されるエンジンは87馬力の1.6リッター直列4気筒SOHC8バルブが標準で、106馬力の16バルブ仕様も選ぶことができます。
デザインはいかにもオーソドックなベーシックセダンですが、逆に奇をてらったところがなく、新鮮に映ります。
なお、日産のグローバルデザインセンターでデザインされていますが、生産はロシアの自動車メーカー「アフトワズ」の工場となっています。
on-DOの価格は日本円で約67万円からと、かなり安価に設定されています。
●ホンダ「アメイズ」

2018年にホンダがインドで発売したコンパクトセダンの「アメイズ」は、同車がインドで展開するセダンラインナップのなかでエントリーモデルとなっています。
ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1501mmと、かなりコンパクトに設計されており、車重も905kgからと軽量です。
エンジンは2種類用意され、90馬力の1.2リッター直列4気筒i-VTECガソリンと、100馬力(MT車)の1.5リッター直列4気筒ディーゼルとなっています。
組み合わされるトランスミッションは5MTとCVTがあり、価格は日本円で約92万円からと、かなりリーズナブルです。
外観はボンネット部分が高い独特なデザインで、「CR-V」などのSUVを意識しているようで、コンパクトなボディながら押出し感のあるものとなっています。
※ ※ ※
1960年代の後半くらいから、日本でも個人がマイカーを持てるようになりました。それまではマイカーを持つというのは庶民にとって夢のようなことでした。
そうして普及していったクルマですが、当時はセダンこそがクルマを象徴するカタチというのが常識だったようです。
つまり、軽自動車のような2BOXではなく、ちゃんとしたクルマはセダンだということです。
今回紹介したようなコンパクトセダンが販売されている背景には、いまの新興国もクルマの象徴はセダンなのかもしれません。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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