価格差4千円どっちを選ぶ? トヨタの人気小型車ヴィッツとパッソの違いとは
走りはほぼ同じ? 選択できるカラーには違いが
細かい装備は、違いがあるパッソとヴィッツのエントリーグレードですが、走行性能については大きな差はありません。もっとも大きな理由としては、「1KR-FE型」という同じ型式の1リッターエンジンを搭載していることがあります。
最高出力は69馬力と同様で、トランスミッションも両車CVTとなっていることから、大きな差はありません。
一方、カタログ燃費はパッソの28.0km/L(JC08モード、以下同様)に対しヴィッツは21.6km/Lとパッソの方が良好です。
最後に、選択できるボディカラーの違いをみると、ヴィッツ「1.0F“Mパッケージ”」は5色展開となっているのに対し、パッソの「X」は11色から選択することができます。
ホワイトやブラック、シルバーなどの定番色はどちらも選べるものの、そのほかに関してはヴィッツは「スーパーレッドV」、「クリアブルークリスタルシャイン」と赤系・水色系のみの展開です。
パッソは赤系・水色系の色も設定されているほか、黄色の「レモンスカッシュクリスタルメタリック」や深緑の「ダークエメラルドマイカ」、茶色「プラムブラウンクリスタルマイカ」なども存在し、バラエティに富んでいます。
ただし、前述したとおり下位グレードの場合ドアハンドルがブラックなので、明るいボディカラーではハンドルが目立つことが難点です。
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エントリーグレード同士の比較では、約4000円しか差がないものの装備や選択できるカラーなどには違いがみられます。
手頃な金額で購入できるクルマとしてどちらも有力な存在ですが、検討するときにはそれぞれの長所と短所を比較検討するのが賢明といえそうです。
【了】
現行ヴィッツはキーンルックで「顔がエグイ」
一方はグローバルカーの端くれで、他方は大型化キャストだから、生まれも育ちも、くすぐる部分も合致しない。