トヨタが「ヴィッツ」を10年ぶりに全面刷新へ 新型は車名も「ヤリス」に改名で今秋にも登場か
スポーツバージョン「GR」は標準モデルと“別物”な仕上がりに
パワートレインはどうでしょうか。ガソリンとハイブリッドというラインナップは現行モデルと同じですが全面的に刷新され、カムリから導入された「ダイナミックフォースエンジン」の小型版となる3気筒(1.3リッター・1.5リッター)を搭載。
トランスミッションはCVTと6速MTが用意されるそうです。もちろんハイブリッドも用意されており、上記の1.5リッターエンジンにモーターが組み合わせられます。
ちなみに、次期モデルにもスポーツバージョン「GR」が設定されますが、現行モデルのように標準仕様をベースに手を入れたスポーツコンバージョンモデルではなく、GRカンパニーが独自開発をおこなうオリジナルモデルとなるそうです。
ある関係者は「見た目はヤリスですが、中身は専用設計で“別物”といっていいくらい違います」と語っています。
外観はWRカーをイメージさせるブリスターフェンダーを採用し、かなりアグレッシブなデザインとなっているようです。
エンジンはベースモデル同様に3気筒ですがGR専用設計となる1.6Lターボで出力は250馬力以上/300Nm前後を発生。トランスミッションは6速MTのみの設定のようです。
プラットフォームもGR専用で、サスペンションに関してはフロントはストラット式で、リアはダブルウィッシュボーン式。おそらくリアセクションは一クラス上のプラットフォーム「GA-C」のアイテムを応用しているのでしょう。
駆動方式は電子制御AWDですが、同社のSUV「RAV4」に採用された「ダイナミックトルクベクタリングAWD」をベースにした進化版が予想されます。
スクープサイトでは、ニュルブルクリンクを走る赤・白・黒のTGRカラーの偽装が施された、現行モデルベースの先行開発車両が目撃されています。
開発の際には、ハイパフォーマンスセダンのスバル「WRX STI」、三菱「ランサーエボリューションX」が常に同行しているようで、現時点でこの2台を大きく超えるパフォーマンスを発揮しているそうです。
今年はヴィッツが登場して20周年。4代目モデルは、名前も新たに次の20年に向けてのトップバッターとなるクルマになります。
標準仕様は2019年9月のフランクフルトショーか同年10月の東京モーターショー、GRモデルは2020年1月の東京オートサロンで初公開される予定です。
【了】
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