なぜ? 沖縄県で他県ナンバーのクルマが多い理由とは
沖縄で見かける「れ」ナンバーとアルファベットナンバーの正体とは
沖縄でレンタカーを借りると、ナンバープレートの平仮名の文字が「わ」か「れ」になります。
多くのレンタカーに割り当てられる平仮名の文字は「わ」のみですが、沖縄県では観光客の増加によってレンタカーの台数も増え「わ」をすべて使い切ってしまったことで、現在は「れ」ナンバー車が2万台ほど走っているそうです。
ほかにも通常は平仮名になっているはずの文字が「Y」「E」「A」となって居るナンバープレートがあります。これは米軍基地にいるアメリカ人に割り当てられたアルファベットで、「Y」は米軍のアメリカ人が日本で購入したプライベートで使う自動車・小型二輪車です。
「E」はアメリカから持ち込まれた自動車・小型二輪車で、非課税であり将校クラスの位の高い人が乗っていることが多いようです。さらに「A」は日本で購入した在留軍人の、私用ではなく使う軽自動車、小型二輪車、軽二輪車に割り当てられます。
前述の沖縄在住のAさんは、「Y、E、A、ナンバーは在留軍人さんのクルマだと思っています。接触事故をおこしてしまうと、場合によっては日本の法律では治まらないこともあるので、意識して距離を取るようにしています」と話します。
沖縄県の自治体スタッフは次のように話します。
「Yナンバー車両に関しては、未保険のクルマがいまだに見受けられます。こういった車両と事故をおこしてしまうと、どちらに過失がある場合でもなかなか進捗しないことが多いのも事実です。沖縄県内の各自治体では相談窓口を設けておりますので、事故に合われた場合は相談してみてください」
※ ※ ※
もちろんモラルに沿った運転をされている米軍ドライバーの方も多いかと思いますが、わかりやすいナンバープレートによって、一部の粗暴なドライバーが目につきやすくなっています。
また沖縄県は飲酒運転による事故率が高く、近年では日本の道路に不慣れな外国人観光客によるレンタカー事故も多発しているため、交通モラルの早期改善が望まれています。
【了】
なにを当たり前のことを今更…
何を当たり前のことを今更…