【今日はなんの日?】一年前の6月21日、マツダ「アテンザ」が大幅改良
2018年6月21日、マツダはフラッグシップセダンの「アテンザ」を大幅改良して国内発売しました。いったいどのようなクルマに生まれ変わったのでしょうか。
マツダのフラッグシップセダンが大幅マイナーチェンジ
2018年6月21日は、マツダのフラッグシップセダン「アテンザ」が大幅改良を経て国内発売されました。デビューから実に6年目のリニューアルでした。
SUVが自動車市場を席巻するなかで堂々と「マツダの顔」として登場した新型アテンザは、その改良内容と前年同月比売上64%アップを遂げた躍進で大きく話題にのぼりました。
マイナーチェンジでデザインが新しくなったフロントグリルにより、外観は今まで以上の品格を感じさせます。内装も全面改装され、居住空間の質感が高まりました。
新しく搭載されたディーゼルエンジンは「CX-8」に搭載された「SKYACTIV-D 2.2」と同じものを採用。ガソリンエンジンにも「CX-5」の大幅改良時に採用された「SKYACTIV-G 2.5」を搭載しています。
ガソリンエンジンには気筒休止技術の追加で燃費性能も向上させ、走行性能のアップで「走る歓び」をより昇華させた一台といえるでしょう。
安全面においては、安全運転支援システム「i-ACTIVSENSE」に全車速追従機能や夜間歩行者の検知機能精度アップなどを追加し、より安心してドライブができるクルマになりました。
2012年のフルモデルチェンジ以来、最も大きな改良に挑んだマツダの思いとはなんでしょうか。市場のニーズにあわせる形で、マツダ自身もCX系に力を入れているなか、マツダが出したアテンザに対するコメントにその答えを見ることができます。
「クルマをこよなく愛し、アテンザを選んでくださるお客様に、充実した豊かな時間を提供できる存在であり続けたい。その願いを込め、最新のブランドアイデンティティと技術などを可能な限り取り入れ、あらゆる領域を進化させる決断をしました」
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自動車メーカーにおけるフラッグシップセダンの位置付けは「ブランドの顔」そのもので、各メーカーがそのときに出せる最新・最良の技術に浸れる稀有な一台です。販売台数だけでは推し量れない、根強い人気を誇る理由がそこにあります。
ディーゼル車の最上級グレードLパッケージ(ガソリンとディーゼル)では、旧型モデルと比べて18万9000円価格がアップしています。それにも関わらず、注文台数の60%をLパッケージが占めたという点に、フラッグシップセダンの持つ不動の魅力が浮き彫りになりました。
海外においても「高級車と並んでも引けを取らない」と高い評価を得ているアテンザの存在感は、セダンの持つ普遍的で本質的な価値を最大限に示し、世界におけるマツダブランドのイメージ向上へと目を向けさせます。
2020年にはFR化されることが噂されているアテンザ。次の改良ではどのような魅力が追加されるのか楽しみです。
【了】
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