身近なクルマの数字 ナンバーや免許証に隠された英数字の意味とは
免許証の番号に掛かっている「赤い網掛け」の意味は?
クルマを運転する際に必要不可欠なのが免許証ですが、こちらにも気になる数字が記載されています。「第○○号」という12ケタの数字と交付年月日の後に付く5ケタの数字は、ただの通し番号と思いきや、しっかりとした理由があるようです。
12ケタの数字は左2ケタが「公安委員会番号」と呼ばれるもので、初めて免許の交付を受けた公安委員会の番号となっています。北海道が「1・」、東北が「2・」、東京が「3・」、関東甲信越が「4・」、北陸・中部が「5・」、関西が「6・」、中国が「7・」、四国が「8・」、九州・沖縄が「9・」となり、2ケタ目が各地域をあらわしています。
3、4ケタ目は、免許を取得した西暦の下2ケタです。1999年に免許を取得した場合は「99」となります。
5ケタ目から10ケタ目までは各都道府県単位で管理を行うための番号で、交付時に機械でランダムに発行されますが、規則性は公表されていません。赤い網掛けがされていますが、網掛け自体は読みやすくするためのもので特別な意味はないようです。
残りの左から11ケタ目は「チェックディジット」と呼ばれるもので、入力や読み取りの誤りを検出するための数字です。たとえば「10ケタ全体の数字を足して出た数字の下1ケタ」というように、決められた計算式によって記入された数字全体に間違いがないかを判別するために使用されます。
最後の左12ケタ目は免許証の紛失による再発行回数で、再発行したことがない場合は0になっているはずです。
一方、交付年月日の後ろに付く5ケタの番号に関しては、免許証の交付ごとに割りふられる照会番号なので、免許証の更新を行なうごとに変わります。更新を行なった免許センターや警察署の識別番号、即日交付か後日交付かによって番号が変わるようです。
ちなみに免許証の番号から犯罪履歴などがわかるという噂もありますが、番号自体にそのような仕組みはないようです。
自分の番号にどのような意味があるのがわかると愛着も増すものですが、免許証とナンバープレートのいずれにも情報がぎっしりと詰まっています。紛失や破損はもちろん、安易に人に教えるようなことを控えるなど、扱いには十分注意してください。
【了】
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