GW10連休は予想外の10km超渋滞多発! 前年比17%増の混乱を招いた理由とは

NEXCO中日本は、ゴールデンウィーク期間の高速道路における交通状況の速報を発表。今年は、事前の予想に反して、渋滞が多発したようです。

昨年度と比べ、期間中の交通量は約17%増加

 平成31年4月27日から令和元年5月6日の10日間という、前代未聞の大型連休となった今年のGW。NEXCO各社から事前に発表された全国の渋滞傾向予想では、渋滞は分散傾向で10km以上の渋滞は例年より減少すると考えられていました。

 しかし実際の交通量は、昨年比約17%増加。10km以上の渋滞回数は225回増加し、30km以上の渋滞回数は26回も増加するという結果となっています。

高速道路の渋滞イメージ

 GW期間中の渋滞回数のピークは、下り線が5月2日(木)、上り線が5月3日(金)。こちらの予想も下り線:5月3日(金)、上り線:5月4日(土)から5日(日)で、どちらも予想ははずれる結果です。

 さらに、全国から地域を絞ったNEXCO中日本が管轄する中部エリアでも、期間中の渋滞は昨年と比べ12%増加。10km以上の渋滞回数も194回で、82回増加する結果となりました。

 これまでに蓄積された多くの実績やデータから算出された渋滞予測。いったいなぜ、はずれる結果となったのでしょうか。その要因について、中日本高速道路 広報室は次のように説明します。

「事前に発表させて頂いた渋滞予測は、過去のデータを見ながら予想されたものですが、10連休という今までに無い連休の長さと、GWの特に後半期間が天候に恵まれた事で、日帰りで出かける方などが増加したのではないかと考えます」

 確かに10連休の後半に天気が良かったことで、予定になかった外出をしたという方は多いのではないでしょうか?そういった大型連休と晴れという要因が、高速道路ユーザーのおでかけの選択肢を、格段に広げたことはいうまでもありません。そう考えると、この予想以上に発生した渋滞は、GWの長期休暇を多くの人が楽しめたという結果といえるのではないでしょうか。

【了】

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