国交省「高速渋滞ランキング」を発表 全国の渋滞ワースト1位とは
急いでいるドライバーにとって天敵とも言えるのが「交通渋滞」。混むのはわかっているけれど通らざるを得ないです。今回は、国土交通省は発表した2018年度の「高速道路の交通状況ランキング」を元に、渋滞の発生しやすい場所を紹介します。
ゴールデンウィークは渋滞区間と時間を割ける
年末年始、お盆、ゴールデンウィーク(GW)などの連休時には、全国の高速道路などで大規模な渋滞が発生します。国土交通省が発表した2018年度の「高速道路の交通状況ランキング」では、どのような場所がランクインしているのでしょうか。
国土交通省が発表した、首都高速と阪神高速を除いた「2018年の全国高速道路渋滞ランキング」によると、渋滞によって遅れた時間を表現する数値(渋滞損失時間)から、大都市周辺と周辺をつなぐ主要区間は激しい混雑が続き、2017年と比べても渋滞は軽減されておらず、逆に8%の増していることがわかりました。
渋滞損失時間とは、実際にかかった時間と標準的にかかる時間との差によって、雑により余計にかかる時間を指しています。そのなかで、2018年度の渋滞ワースト5は以下の通りとなっています。
『2018年度 渋滞ワースト5』
1位:東名高速道路 海老名JCTから横浜町田(上り) 渋滞損失時間(162.1時間)
2位:中央自動車道 調布から高井戸 (上り) 渋滞損失時間(161.2時間)
3位:東名高速道路 東名川崎から東京(上り)渋滞損失時間(138.6時間)
4位:東名高速道路 秦野中井から厚木(上り)渋滞損失時間(126.5時間)
5位 東名高速道路 横浜町田から海老名JCT(下り)渋滞損失時間(108.4時間)
不名誉な1位に輝いてしまったのが、東名高速道路上り線の「海老名ジャンクション(JCT)から横浜町田(13.8km)」間。このエリアは、毎年渋滞ランキングのトップを争っており、利用が多いドライバーから「渋滞の絶対王者」とも呼ばれるほどです。
また、ゴールデンウィーク中のみをピックアップした渋滞ワースト5は以下の区間。時間帯は午前7時台、午後5時台がピークとなっています。
『2018年 GW期間中の渋滞ワースト5』
1位 中央自動車道 大月から上野原(上り)
2位 東名高速道路 海老名JCTから横浜町田(上り)
3位 東名高速道路 御殿場から大井松田(上り)
4位 関越自動車道 本庄児玉から花園(上り)
5位 東名阪自動車道 亀山JCTから鈴鹿(上り)
NEXCO3社およびJB本四高速、日本道路交通情報センターによる、2019年のゴールデンウィーク期間(4月26日から5月6日)高速道路での交通集中による渋滞予測では、下りは5月3日、上りは5月4日、5日で混雑が予想されています。
そのため、「どうしても渋滞をさけたい」という場合は、この3日間の利用を避けるほうが良さそうです。
【了】
東名自動車道??