なぜキレイ? 無人コインPの青空駐車カーシェア車が汚れていない理由とは

若年層のクルマ離れが進む中で、ライフスタイルとして定着しつつあるのが「カーシェアリング」です。皆さんの近所のコインパーキングにも、カーシェアリング用のクルマがあると思いますが、無人の状態で置かれているにも関わらず、いつも綺麗な状態が保たれているのはなぜでしょうか。

無人状態の「カーシェアリング」のクルマを維持しているのは誰?

 ライフスタイルを問わず、リーズナブルかつ気軽に使うことのできる「カーシェアリング」。マイカーのように維持費がかからないことや、24時間いつでも貸し出しや返却をすることができるのが大きな利点です。

 カーシェアリングのクルマは無人状態のコインパーキングに駐まっているのにも関わらず、なぜ綺麗な状態を保っているのでしょうか。業界大手のひとつである「カレコ・カーシェアリングクラブ」(以下、カレコ)を一例に見てみましょう。

ステーションで利用者を待つクルマたち

 カレコは三井不動産リアルティが運営しているカーシェアリングです。クルマは同社が運営するコインパーキング「三井のリパーク」内のカレコ専用スペースである「ステーション」に置かれていて、東京や大阪の主要地域を中心に、関東および関西でサービスが展開されています。

 住宅街にステーションがあることも珍しくなく、いわばカレコ用の車両は露天の駐車場に駐めているのと同じ状態といえます。雨風を受ける状態でありながら常に綺麗な理由は、それを維持している専任スタッフがいるからです。

 清掃やメインテナンスを担当するスタッフは、サービス展開している地域すべて合わせて約50名が在籍しています。専任スタッフは1人で10から50カ所ほどの担当ステーションを受け持ち、10日に1回のペースで巡回します。

 大抵のステーションは2台程度の車両が置かれていますが、ステーションによっては5台以上のところもあり、かなり大変なルーティンワークです。

 専任スタッフはステーションでクルマの状態を確認し、車両内外の清掃や傷の修復、エンジンルーム内のチェックを実施します。

 外装が極端に汚れていたり、燃料が減っている場合は、近くのガソリンスタンドで洗車や給油を行い、大規模な修理・修復が必要な場合は自動車ディーラーなどに移動させることもあるそうです。

どんなときもクルマの状態を保つ専任スタッフの仕事に迫る(9枚)

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