SUV人気の中、三菱「パジェロ」37年の歴史に幕 国内向けは8月で生産終了へ

三菱「パジェロ」の国内向けモデルの生産が、2019年8月をもって終了することが明らかになりました。三菱の顔ともいえるモデルがおしまれつつ生産終了を迎えます。また、37年間の感謝として最後の特別仕様車「ファイナルエディション」が限定販売されます。

三菱の本格SUV「パジェロ」が惜しまれつつ生産終了へ

 三菱自動車(以下:三菱)は、同社で1番認知されているモデル、オールラウンドSUV「パジェロ」の国内向けモデルの生産を、2019年8月をもって終了すると発表しました。1982年に初代モデルが登場した「パジェロ」は、37年間で国内累計64万台(2019年3月時点)を販売し、多くのユーザーに愛されてきました。

 90年代のRVブームを牽引し、三菱のアイコンともいうべきパジェロ。しかし直近のパジェロは、2018年の国内年間販売台数が532台と人気に限りが見え始めたとともに、歩行者衝突保護の法規制に適合することが難しくなるため、生産が終了されるということです。

 なお、国内向けパジェロの生産は終了となりますが、海外販売向けのパジェロとパジェロスポーツについては引き続き販売されることになっています。

 国内向けのパジェロが生産終了になることについて、三菱自動車広報部は次のようにコメントしました。

「パジェロは、これまで三菱を支えてきた重要なモデルでしたし、三菱車の中でもダントツの知名度があったので、国内向けモデルが終了するのは残念です。ただ、パジェロブランドがこれで終わりになってしまうわけではなく、海外ではパジェロとパジェロスポーツを引き続き販売していきます」

 現在パジェロは、岐阜県のパジェロ製造株式会社で生産されていますが、8月以降も海外向けパジェロは引き続き生産される予定ということです。なお、同工場ではパジェロとともにデリカD:5、アウトランダーも生産されています。

37年の歴史に幕を閉じる三菱「パジェロ」

 パジェロは1982年に発売が開始され、オフロードでの高い悪路走破性と都会的な雰囲気を兼ね備えた乗用車感覚の本格オフロード4WD車として人気を獲得しました。

 1991年には2代目にフルモデルチェンジし、フルタイムとパートタイムの両方式の長所をあわせ持つ世界初のスーパーセレクト4WDの採用や悪路走破性を高めるとともに、ラグジュアリー性を高め、日本のRVブームを牽引しました。

 1999年には3代目にモデルチェンジした際に、ラダーフレーム構造からビルトインフレーム構造のモノコックボディに変更。軽量化と高剛性化を実現するとともに、高い悪路走破性に加えて、優れた操縦安定性と乗り心地を両立しました。

 2006年に登場した4代目となる現行モデルは、定評のあったスーパーセレクト4WD-IIに加え、新たにアクティブスタビリティ&トラクションコントロールなどを採用し、さらに走りに磨きをかけてきました。

 また、パジェロはモータースポーツでも活躍し、世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに初代発売の翌年から参戦し、7大会連続を含む通算12回の総合優勝に輝きました。

 ラリー参戦を通して培った4WD技術やSUVづくりのノウハウは、パジェロだけでなく、三菱車の開発に活かされてきたといいます。

 なお、パジェロブランドとして、海外専用車種として70カ国以上で販売されている本格オフロードSUV「パジェロスポーツ」もラインナップしています。

37年の歴史に幕 三菱「パジェロ」の歴代モデルを画像で振り返る(27枚)

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